終戦…

 

 

 2026年6月30日、運命の一戦。
FIFAワールドカップ2026北中米大会、決勝トーナメント初戦のブラジル戦です。
平日の深夜2時キックオフではありましたが、私もしっかり観戦しましたよ!

危うく寝過ごすところでしたが、15分前に息子に起こしてもらい、無事ユニホームにも着替えることができました。
待ちに待った一戦です。
日本サッカー史にまた新たな1ページが刻まれる瞬間ですから、絶対に見逃すことは出来ませんよね。

 

 定刻通り日本時間AM2時にキックオフ。
序盤日本はハイプレスにはいかず、ミドルブロックを敷いて堅実な立ち上がりです。
ボールを持たれる時間は長かったですが、日本のディフェンスラインもしっかりハイラインを維持しながらコンパクトにスペースを埋め、パスコースを消してブラジルの攻撃をしっかりと封じていました。

前半29分、佐野選手が相手のパスをインターセプトし、自ら30m持ち運びミドルを突き刺して先制。
前節グループリーグの第3戦、スウェーデン戦でターンオーバーしていたからか、佐野選手はとてもキレのあるプレーをしていました。
というかブラジルのアンカー カゼミーロの動きも少々緩慢だったかな。
その前に確か伊東選手の突破の時にイエローを貰っていたので、強くいけなかったのもあるのかも知れませんね。

ディフェンスラインの裏を取られそうな場面も何度かありましたが、何とか守り切って前半終了。
ここまでは予想以上に良い出来でした。
ブラジルのエース ヴィニシウスにもほぼ決定的な仕事をさせませんでしたしね。

 

 後半開始からブラジルは選手交代。
インサイドハーフのパケタを、より攻撃的でスピードのある若手FW エンドリッキに代えてきました。
この前目の選手が入ったことで、ヴィニシウスは左サイドの前線に張ることになります。
これで潮目が一気に変わりましたね。
流石名将アンチェロッティ・・・

ヴィニシウスが外に張ることで、WB堂安選手とシャドー伊東選手がそこに引っ張られてしまいます。
そうするとボランチの佐野選手の脇が空いてしまうんですよね。
CFの上田選手は相手の両CBを見ているので、そこのスペースは埋められません。

そうなるとどんどんブラジルに押し込まれ、ディフェンスラインもずるずると下がってしまいます。
後半はほぼ日本サイドのハーフコートゲームになってしまいました。
結局空いてしまった佐野選手の右のスペースに相手のCBマガリャンイスが上がってきて、ファーサイドにアーリークロスを入れ、こちらも上がってきたボランチのカゼミーロに頭で叩き込まれて1-1の同点。

もうこうなると日本に押し返す力はありません。
次々と放り込まれるクロスを跳ね返すのが精いっぱいです。
ラインも押し上げられないのでセカンドボールも拾えず、終始攻め続けられる展開でした。

たまらず日本は両WBを守備的な選手に代えますが、ブラジルは更に攻撃的な選手であるFWマルティネッリを投入してきます。
日本も足を痛めた鎌田選手に代えて前節絶好調だった田中選手を入れますが、それでもブラジルの猛攻は止められません。
アディショナルタイム残り1分となる96分、ペナルティエリア手前でボールを奪った田中選手が2人掛かりのカウンタープレスで再びボールを失い、真ん中のギマランイス、左のマルティネッリと繋がれてゴールをこじ開けられてしまいました・・・

結局そのまま試合終了。
結局1-2で敗れてしまいました・・・
無念。。。

 

 敗因

 

 

 あのブラジルと、ワールドカップという舞台でガチンコ勝負で善戦した・・・
1点取ったし、あと一歩のところまでブラジルを追いつめた・・・
ケガ人が多く、主力不在だったので仕方ない・・・
そもそもくじ運が悪過ぎた・・・
そんな声も聞こえてきますが、それではダメなんです。

これは私たちモノづくりの仕事でもそうだし、あらゆることに共通することですが、上手くいかなかった時にはやはりその原因を検証して、対策を取ることで次に繋げていかなければなりません。
それにブラジルもハフィーニャやロドリゴ、ミリトンなどの主力がケガでいなかったんです。
批判ばかりしていてもいけませんが、ちゃんと現実を直視して改善していくべきだと思います。

それに2点目を取られるきっかけとなった田中選手のロストの場面、あれで田中選手を責める様な論調もありますが、それもちょっと違うかなと思うんです。
あの場面、田中選手はボールを奪った直後に後ろからプレッシャーを受けつつ、その右からも別の選手がプレスに来ていました。
なので前を向くことが出来ず、止むを得ずバックパスを選択しましたがそこでミスをしてしまいました。
確かにすぐサイドに蹴りだすことは出来たかもしれませんが、それではまた相手ボールで攻め続けられてしまいます。
何とか繋ごうという気持ちは分からないでもありません。

それにマルティネッリのフィニッシュの場面では、WBとシャドーの立ち位置も悪かったんです。
どちらかが左のヴィニシウスへのパスコースを切るのは良いのですが、その場合はもう一人がもっと絞っていなければなりません。
あそこをフリーにしてしまえばやられても仕方ないんです。

だから誰がどうとかって言っていたってしょうがないんですよ。
試合後に富安選手が語っていたように、「個の能力」っていうのはあると思います。
同じ人数でやるスポーツですから、誰か1人に2人付けばどこかに穴が空いたりフリーな選手が出てしまいます。
どこかで数的有利な状態を作るということは、どこかに数的不利を生むのと同じことですからね。

ただそこはベンチワークもあるんです。
後半明らかに相手がシステムも戦術も変えてきていましたので、それに対応する必要があったのですが、どうもその辺が後手に回っている感じでした。
こういう「たられば」に正解なんて無いのは百も承知ですが、例えばブラジルが攻め方を変えてきた時点で、瀬古選手や渡辺選手などCBを入れて4バックにし、右SBに富安選手を置いてヴィニシウスに当てる・・・
4-5-1にしてアーリークロスやロングボールの出所を潰す・・・
そういうやり方を準備していたのかどうかは分かりませんが、やはり戦術やベンチワークにも差があったなぁ・・・と言わざるを得ません。

 

 結局私が思う足りなかった点は「勝者のメンタリティー」なんです。
決勝トーナメントの初戦敗退は今回で5回目です。
これにはやっぱり理由があるはずじゃないですか。
しかもこのうち直近3大会(2018年ロシア大会 vsベルギー、2022年カタール大会vsクロアチア、2026年北中米大会vsブラジル)は、何れも先制をしていながら勝ち切れませんでした。
これはもうそろそろ学ばないといけませんよね。
本当の強豪国は、こういう時に「勝ち切る」術を持っているんです。

グループステージ第3節で堂安選手、中村選手、鎌田選手をターンオーバーしていれば・・・とか、伊東選手をジョーカーとして残しておけば・・・とか、言い出せばキリがありません。
でもそういうことでは無く、もっと全体的な話です。

例えば私が見ていたTV中継では、ある解説者は先制した後ずっと「もっとディフェンスラインを下げるべきだ!」なんて言い続けていました。
ピッチサイドの解説者もそんなこと言っていたっけ・・・
でも私のように(いやいや、それは絶対やっちゃダメでしょ)って思って観ていた方も多いのではないでしょうか。
だってローブロックで守り切れるほどブラジルは甘くありませんよ。
それは押し込まれた後半の展開で証明されることになるわけですが。。。

選手としてある程度の実績を残した方でさえこの「なんとか守って逃げ切れ」というメンタリティーな訳です。
でもこういうところから変えていかなければ、真の強豪国にはなれない気がするんですよね。
相手の嫌がることをやり続ける、相手のやりたいことをやらせない、自分たちのサッカーを貫く・・・
「言うは易し行うは難し」ですけどね。
ただやはり世界の壁を越えていくには、そういうメンタリティーが必要なんだろうな・・・と思わされました。

 

 2030年

 

 

 ワールドカップの借りはワールドカップでしか返せません。
この悔しさは次のワールドカップで晴らさなければならないんです。
もう選手たちは「次」を見据えて切り替えているんだと思います。
だから当然私たちも次に向かっていかなければなりませんよね。

ということで、ここからは次回2030年ワールドカップのメンバーを勝手に選考し、妄想に耽ってみたいと思います。
その前に、まず私は今大会のチームの戦いぶりを見て、やはり3バックはもう止めた方が良いんじゃないかと考えました。
まずあのWBがもったいないんですよね。
攻撃的な選手の良いところを潰してしまっている気がするんです。
もちろん現代サッカーでは前線の選手も守備を頑張らなければなりません。

でも攻撃的な選手が最終ラインまで戻って守備をしていては、それこそ決勝トーナメントの様な短期決戦のノックアウトステージではコンディション的にも難しくなるものです。
それに実際強豪国と呼ばれるほとんどの国は4バックですからね。
もうそれが答えなんだと思います。

そんな訳で私は4-3-3のシステムを採用することにします。
そしてまず監督ですが、これはもうクロップ一択ですね。
「ヘビーメタルフットボール」「ゲーゲンプレス」で有名なドイツ人監督ですが、彼のサッカーは日本代表に非常にマッチする気がします。
高度なトランジションが必要ですが、日本の運動量と連動性があれば十分適応できるはずです。

日本人との相性も良いんですよ。
過去に彼がタイトルを取ったチームには、常に香川選手、南野選手、遠藤選手などの日本人選手がいました。
こういう世界的な名将を招聘できれば、日本代表に足りない「勝者のメンタリティー」を植え付けてくれることでしょう。

ネックはギャランティーです。
たしか30億円ほど掛かるんだとか・・・
でも安心してください、財源も考えましたよ!

日本サッカー協会の会員数は120万人くらいいるんです。
だから彼らに年間2,500円負担してもらうだけで賄える計算になります。
ドイツ代表との綱引きになりそうですが、JFAには何とか頑張ってもらいたいところですね。

 

続いて2030年ワールドカップ 日本代表メンバーです。

GK
鈴木彩艶、小久保玲央ブライアン、早川友基
RSB
冨安健洋、望月ヘンリー海輝
CB
伊藤洋輝、町田浩樹、高井幸大、喜多壱也
LSB
鈴木淳之介、小杉啓太
DMF
佐野海舟、藤田譲瑠チマ
CMF
田中碧、佐野航大、佐藤龍之介、山本理仁
RWG
久保建英、堂安律、鈴木唯人
CF
上田綺世、後藤啓介、塩貝健人
LWG
中村敬斗、三笘薫、平河悠

どうですか?なかなか夢があるメンバーですよね。
ベテランと若手も見事に融合して、良いシナジーを生み出してくれそうな気がします。
更にここに守備的な選手だと市原 吏音選手やチェイス アンリ選手などが入ってくるかもしれませんし、攻撃的な選手だと三戸舜介選手や福田 師王選手などもいます。
楽しみですよね。
このメンバーなら今までの壁をぶち破って、「最高の景色」を見られるかもしれません。

 

 

 ということで、今回は残念ながら敗退してしまったサッカー ワールドカップの総括と、4年後に向けた考察(妄想)についてでした。
こういう好きなことだと、どれだけでも書けてしまいますね・・・
たぶん過去一の長文となってしまいました。
長々とすみません。。。

まあともかく残念な結果に終わってしまいましたが、まずは選手、そして代表チーム関係者の方々、お疲れ様でした。
最後まで諦めない姿勢や、苦しくてもチームの為に走り続ける姿には大きな勇気を貰った気がします。
たくさんの興奮や感動もさせて貰い、ありがとうございました。
引き続き応援していきますので、これからも頑張って下さいね!

 

 

 

 

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