リカバリー

 

 

 2月も残すところあと一週間。
ただでさえ年々月日が経つのが早くなっていく感覚に陥っているのに、それに輪をかけてこうも毎日忙しいと、一日単位でもあっという間に時間が過ぎていってしまいます。
「ちょっと一息つきたいな・・・」なんて思わなくもないですが、現実的にはしばらくそれも許してもらえそうにありません。。。

悩ましいのは、この忙しさが「景気の良い」忙しさではないこと・・・
仕事ですから、本来なら忙しいのは結構なんですよ。
受注量が増えて忙しくなる分には、それに伴って収益も上がっていくものですからね。
でも今の忙しさは、それとは質が異なっているんです。

きっかけは昨年12月くらいだったでしょうか・・・
社内的にトラブルがあったり、派遣社員の入れ替わりが大量に重なったりして、生産が計画通りに進まなくなってしまいました。
まあ理由はどうあれ、この一旦乱れた工程をリカバリーするというのは、なかなか大変なことだったりするんですよ。。。
例えばマラソンであれば、順調に先頭集団で走っているうちはいいんです。
でも僅かでもそこから後退してしまうと、先頭集団に再び加わるのは至難の業ですよね。
だって追いつくためには、平時(先頭集団のペース)よりもずっと速いスピードで走らなければ追いつくはずありませんから・・・

そんなわけで今必死にペースを上げて、”先頭集団”に追いつくべく皆で頑張っている真っ只中です。
心が折れそうになることもありますが、そういう時こそ助け合って、力を合わせて取り組めるのが私たち。
「やらない」という選択肢がない以上、やるしかありませんからね。
一歩でも半歩でも前進させて、少しでも早くリカバリーできるように頑張って行きたいと思います!

 

 特効薬

 

  

 乱れた工程をリカバリーするに当たってはどうすれば良いのか・・・
実際それに対する「特効薬」なんてそうはありません。
ムダ取り?効率化?
もちろんそれも製造現場では大切なことです。
やるべきことは当然やります。
でもそれこそそれは平時から取り組むべきことであり、イレギュラーの発生時に優先的に取り組むことではないんですよね。

そこでやはり手っ取り早いのは、工数を増やすということです。
この工数という言葉、製造業以外の方にはあまり耳馴染みのない言葉かも知れませんね。
これは業務を推進する労力を数値化したもので、「作業人数 × 作業時間 = 工数」となります。
つまり工数を上げるには、作業人員か作業時間を増やさなければなりません。

でも工数を増やすのが手っ取り早いとはいえ、それだって簡単なことでは無いんです。
だって人数にしたって、そんな急に増やせるものではありません。
それに誰でもいいってことでもないですからね。
戦力になる人員なんて、そんな簡単に確保なんてできませんよ・・・

時間を増やすのだって無制限に増やせるものではありません。
確かに最近残業時間が増えている傾向にありますが、それにだって上限ってものがあります。
それに時間外労働(残業)って、労働効率的にはあまりよくないと思うんです。
労働時間を8時間から10時間に25%増やしたところで、単純に生産量が25%増えるってものでもないんですよね。
これは数字的な根拠があるわけではありませんが、感覚的に間違いないと思います。

ではどうすればよいのか・・・
現状は入れ替わりで入ってきた派遣社員も少しずつ仕事を覚えてきだしていますが、まだ戦力とまでは至っていません。
復帰勢も戻ってきてはいるので、工数的には若干増えましたが、それでも完全なリカバリーの道筋は未だ見えないままです。
んんん・・・
何か特効薬はないものか・・・

 

 ジョーカー

 

 

(早く何らかの手を打たないと・・・)
焦りはするものの、そんな特効薬はありません。
もうこうなったら仕方ない・・・
奥の手を使うことにしましょう。

高度な技術がある訳でも特別作業が早い訳でもありませんが、ある程度どこでも何でも出来る即戦力。
労働時間も無制限で、何の制約も無く働くことができるジョーカー。
労働基準法にも守られず、なんなら労災さえも適用されない、超法規的存在。
最後の切り札、最終兵器、禁断の果実・・・もう何でもいいや。。。

 

 はい、ということで久しぶりに私が製造の応援に入ることになりました。
特効薬となるかは分かりませんが、それでもある程度は業務を前進させることは出来るんじゃないかな・・・
当然私が本来やるべき業務もありますので、ずっと作業している・・・というわけにはいかないんですけどね。

少し前までは板金加工(機械オペレータ―)の応援、今は溶接工程の応援に入っています。
そこの工程の管理者は多少やり難い部分もあるかも知れませんね。
だって現場に立てば
「なんでこんなやり方してんの?」
「この管理はどうなってんの?」
「こうしなきゃいけないんじゃないの?」
なんて口を出したくなってしまうんです。。。

まあそれでも今はこの崩れた工程の正常化が最優先事項ですからね。
微力ではありますが、ちょっとでもみんなの負担が軽くなって、少しでもリカバリーが進むように協力したいと思います。

 

 

 いやぁ、それにしてもモノづくりってやっぱり楽しいですね。
久々に現場で作業して、改めてそう思いました。
確かにしんどい事とか面倒な事はありますよ。
でもそれもひっくるめて、やっぱりモノづくりは面白い・・・

まあ強いて言えば、溶接焼けは嫌かな・・・
常にやっている時はそうでもなかった気がしますが、久々にやったからか、すぐに顔が真っ赤に焼けてしまって、肌もガサガサになってしまいます。
しかも防塵マスクの痕がくっきり・・・
これじゃあ秘密裏に遂行していたイケおじ化計画が台無しじゃないか!!

それでもとにかく今は生産のリカバリーが最優先事項です。
一刻も早く正常化できるよう、頑張って応援作業に取り組んでいきたいと思います。