
今週は月曜からとても残念な出来事があって、嫌な気分でのスタートになりました。
詳しい内容はここでは書きませんが、一部のスタッフにヒヤリングを行ったり、週明けからバタバタです・・・
人それぞれに意見や言い分、想いがあるのは当然ですので、それらを出来るだけ聞き取った上で、客観的な事実だけを積み上げなければなりません。
ポジティブな議論であれば大歓迎なんですけど、正直私の方も気が重くなってしまいました・・・
ただどんな事柄も、そこに悪い部分があるのなら直ちにそれを正し、理解や認識に齟齬があるのであればそれをすぐに改め、責任問題となるのであればその責任の所在を明らかにしなければなりません。
それによって在るべき姿、正しい方向に向かって舵を切ることこそ大切なことなんだと思います。
個人的な問題であっても、「チーム」として、「管理者」として、「会社」として考えるべきことはあります。
「誰かを吊るしてお終い」では、根本的な解決にはなりませんからね。。。
誰が決めるか
2人以上の人間が居れば、そこにコミュニケーションの問題は常に発生し得るものです。
血の繋がった家族間でもそんな問題は起きますから、そういうコミュニケーションに端を発したトラブルは、事の大小は有れど企業内でも起こります。
職場の同僚って言ったって、ちょっと冷めた言い方になってしまいますが、元々は”赤の他人”ですから当然です・・・
だからこそ目的や目標を持ち、ルールや方針に従って、みんなで協力して業務を前進させていく必要があるわけですね。
「そんなつもりで言っていない」
「そんな意図ではやっていない」
仮に一方が良かれと思ってした言動も、受け取る方は不快に感じたり、悲しい想いをしたりすることはあります。
例えばセクハラなんかはそんな一例ですよね。
「何をしたか」ではなく、「相手がどう思ったか」が基準になる訳です。
「イケメンなら許されるのか!理不尽じゃないか!!」なんてそんな話じゃないですよ。
相手が不快に感じたら即OUTです。
当然こちらのした事、言った事が、常に100%相手に伝わることなんてあり得ません。
だってその言動の背景にある意図や想いまで、そんな簡単に相手に伝えることなんてできるわけないじゃないですか。
更に言えば、その時の受け取る側の心情や境遇、相手との関係性などによっても、受け取り方は変わってしまいます。
そして受け取った側にとっては、相手にどんな意図があったにせよ、受け取った側の解釈が”事実”となるんです。
どう受け取るかは、受け取る側が決めることです。
それは受け取った側の自由ですよね。
例えば仕事のミスについて、部下が上司に指導されている場面。
(ゴチャゴチャうるせーな・・・誰だってミス位するだろ!)
と思うのも部下の自由、
(あぁ・・・俺の為にこんなに真剣に叱ってくれて・・・)
ここまで謙虚な人はそうそう居ないでしょうが・・・
(よし!次からはミスしないように気を付けよう!!)
と思うのも、受け取る側である部下の自由です。
だからこそ伝える側も慎重に、丁寧に伝えることを心掛けなければなりません。
どう受け取られるのかが分からない分、こちらの想いや意図が出来るだけ相手に伝わるように・・・
そしてどんなに普段から親しい間柄であったとしても、本当にそれを伝えようとするのであれば、より真剣に相手と向き合わなければいけないんです。
反省・・・
「そう指示しておいたんですけど・・・」
「前から言ってるんですけどね・・・」
当社の社内でも良く聞くワードです。
ほとんどの場合「でもそうなっていないんですよ」とSETで使われる言葉。。。
だけどその状況に至る問題は、受け取った側だけの問題じゃないんです。
わざとそうしていないのでなければ、結果的には伝えたことが正しく伝わっていないという事ですからね。
ルールを作ったから守られるはずだ・・・そんなの「甘え」でしかありません。
そのルールが正しく運用されているか、歯止めの措置は成されているか、その効果は・・・などのチェックを以て、そのルールが守られているのかを確認しなければなりません。
ただルールを作っても、それ以降を放ったらかしにしていては、そんなルールは機能しなくなるのは目に見えていますから・・・
同じ意味で、言って言いっ放し、指示してしっ放しでは、その通りになっているか(正しく伝わっているかどうか)なんて分かりません。
教えてあるから出来るはずだ・・・指示したからやっているはずだ・・・は伝える側の思い上がりです。
伝える側にもそれを確認する責任がある訳です。
結果的に言った通りに出来ていなかったことに対し、その通りにしていなかった人を責めるのは簡単です。
でもそれでは本質的な解決にはなりませんよね。
何故伝わらなかったのか(伝えられなかったのか)と自責で捉え、どうしたら伝わるのかを真摯に考え、言った通りに出来ているのか(正しく伝わっているのか)の確認を怠ってはいけません。
今回の件では、私自身にもそう言った部分で責任の一端はあるのだろうと、反省をしているところです。
今回起きたとても残念な出来事も、これをきっかけにして、今後は良い方向に進んでいけるようにしたい・・・
その為には私自身の反省も踏まえ、チームのメンバーや部門の管理者も今一度よく考えて、こういった事態が二度と起こらない様にしなければなりません。
働く人全員が活き活きと活躍できる・・・そんな会社で在りたいじゃないですか。
だからこそ、スタッフのみんなにも本件を「自分事」として考えて欲しいんです。
かく言う私も、今後はより責任ある言動を心掛け、「正しく伝える」努力を続けていきたいと思っています。