
今週から再びWEBによる求人を再開しています。
と言っても、この春先にもお世話になった、ここ数年ずっと弊社の求人をお手伝いして下さっていたところとは別の媒体です。
ここ何回かの求人活動の採用率が、あまり芳しくなかったんですよね・・・
そこで今回は目先を変えてみよう・・・という事で、ちょっとアプローチを変えてみました。
少し前に「求人用のホームページを開設しました!」とご案内していましたが、このページをリニューアル。
当社の求人を検索して頂くと、このホームページに誘導され、そこからご応募頂く仕組みになっています。
以前はその求人サイト上に当社の求人広告を一定期間載せて、期間が過ぎればそのページはクローズしてしまうという仕組み。
その分そのサイトを通じて登録者の方をスカウトしたりする機能も付いたりしたのですが、正直言うと最近はあまりその有効性を感じることは出来ませんでした・・・
今回はネット上に公開されている当社の求人ホームページを利用した形ですので、掲載期間が終わってもそのホームページはずっと公開され続けます。
だからいつでも検索して頂ければそのページに辿り着くことが出来ますし、その時に募集している求人があれば、どんなタイミングでもご応募頂くことが出来ます。
職種や採用人数など、こちらで自由に編集できるのも使い勝手の良いところですね。
まあ他の媒体との一番の違いは、費用の部分じゃないでしょうか。
人にかかる費用を「コスト」と考えることは私の考えには馴染みませんが、求人活動に掛かる費用は「宣伝広告費」ですから、出来るだけ抑えたいとは思っています。
直近行っていた某求人サイトによる求人では、1人当たりの採用コストは数十万円(10、20どころじゃないです・・・)掛かっていましたので、それはやはり何とかしたいところですよね。。。
仕組み自体が全く違うものですので、比較することは妥当ではないかも知れませんが、今回のやり方は従来の採用活動に比べて圧倒的にコスパに優れていると思います。
実際この前キャンペーンで2週間だけお試しでやってみましたが、それでもそれなりにご応募も頂きましたし、実際に入社が決まった方もいるんです。
今回も良い出会いに恵まれることを期待したいと思っています。
溶接スタッフ

今回の求人の経緯は、まずは「欠員の補充」です。
このブログでも時々取り上げていますが、この秋に当社の最後のベトナム人技能実習生2名が、期間満了で技能実習を修了します。
以前からお話ししている通り、当社はもうこの「外国人技能実習制度」によって実習生を受け入れることはしません。
再びここでその訳を書くと長くなってしまいますので割愛しますが、一言で言うと「理念が合わない」という言葉に尽きます。
その2名は、それぞれ「板金加工」と「溶接加工」の職務に従事しています。
板金加工の方は既に後任の方の採用が決まっており、来週から出社することになっているんです。
そこでまだ決まっていないのが「溶接スタッフ」の方。
今回はその溶接スタッフの補充を前提とした求人を展開していこうと考えています。
そしてもう一つは、「生産能力の増強」です。
溶接は当社の「創業の礎」であり、今でも当社のストロングポイントとして競争力の源泉になっています。
業務多忙という事もありますが、直近で職場のレイアウト変更や溶接機の増設も終え、14ブース⇒16ブースへ作業場を拡充しました。
そこで今回溶接スタッフを募集して、更なる生産能力の拡大を図ろうという事なんです。
もちろん「どうしても板金加工がやりたい!!」という方がいれば、それはそれで考えなくもないですけどね・・・
ただ機械の台数にも限りがありますし、社内的な調整も必要になってくるかもしれません。
経験者、未経験者にはこだわりませんので、溶接加工に興味のある方は是非ご応募ください。
溶接の仕事

一言で「溶接」といっても、実際には様々な種類があるんです。
例えば「料理人」と言ったって、フレンチや日本料理、中華料理など様々ですよね。
同じように溶接工にしたって、私たちの「板金」の溶接と「鍛冶」や「製缶」などの溶接は似て非なる物。
そこで私たちの溶接の仕事内容を少し掘り下げてご紹介したいと思います。
まず溶接の種類ですが、メインは「半自動溶接」です。
薄板が主ですから、ワイヤーはφ0.9を使用します。
TIGも使用しますが、アルミやステンレスをやるとき以外は間着棒を使うこともなく、共付けで仮止めをするくらいです。
材質は90%以上が鉄で、一般酸洗鋼板(SPHC-P)とSS400がほとんど・・・という感じでしょうか。
製作するのはカバーやオイルパンなどの機械部品や、特装車の外装部品になります。
ガッツリ連続溶接をするというよりは、タップ(断続)溶接で部品を接合し、美観に配慮した仕上がりを求められる製品が多いです。
製品の特性から、ただ溶接するだけではなく、コーキングやバフ掛けなどの付帯作業もあります。
いわゆる「大量生産」をする商品ではありません。
リピート性は高いですが、生産ロットは多くても5~10、ほとんどの製品を1ヶ流しで生産しています。
「多品種少量生産」であり、変種変量に柔軟に対応する必要があります。
よって1つの製品を複数名で流して製作することはまずありません。
1人完結が前提で、自分で仮付けから本付け、仕上げまでを行って製品を完成させていきます。
単純に「くっつける」だけなら、それほど難しい仕事ではありません。
ただ未経験の方はもちろん、経験者の方もつまずくことが多いのは「図面」ですね・・・
当社の扱う図面は、結構難しい方の部類に入ると思います。
隠れ線が非常に多いので、ゴチャゴチャしていてとても見難いんです。
だから図面の読解が一番の壁になるんじゃないでしょうか。。。
あと、これはどの部門でも同じなんですが、当社ではそれぞれの部門や個人単位で目標稼働率や目標出来高を設定しています。
そしてその目標の達成度を、週単位で具体的な数字やグラフに落とし込んで可視化しています。
これが結構プレッシャーに感じる方もいるみたいですね・・・
それを張り合いとかやり甲斐、モチベーションに繋げられる向上心を持つことは必須だと思います。
「ただ漫然と与えられたことだけをやる」職場ではないので、そういう意味では一定の厳しさを感じる方もいるかも知れません。
ただ職場の雰囲気はとても良い様に思います。
ギスギスした感じも無いですし、私自身「仕事はチームでやるものだ!」と言っている通り、みんなで協力して目標に向かって取り組んでいけているんじゃないでしょうか。
未経験で中途入社のスタッフも多いので、普通程度のコミュニケーション能力さえあれば、比較的短期間でフィット出来る環境だと思いますよ。
ということで、今回は現在求人を展開している「溶接スタッフ」の仕事について紹介させて頂きました。
全く溶接のことを知らない人にとっては、それでもなかなかイメージし難いかも知れませんね・・・
もし何か質問などありましたら、お気軽にお問い合わせください。
モノづくりのプロフェッショナル、高度な技術を身に付けた職人への道は、ココにあります。
時に手を引き、背中を押してくれる仲間もたくさんいます。
スタッフのみんなと共に成長していく会社です。
溶接の技術を身に付けたい方、溶接に限らず幅広いモノづくりに興味のある方、経験者、未経験者は問いません。
気になった方は、是非ともご応募の方よろしくお願いします!!