
今回は、7月20日に開催した「ランチの日」の報告です。
先月のランチの日のブログでもちょっとチラつかせていましたが、毎年7月は「冷やし中華」と決まっています。
もうそれは太陽が東から昇って西に沈むくらい、私たちにとっては”当たり前”の話なんです。
でも数えてみればもう5回目の冷やし中華。
(なんか少しくらいアレンジしたいよなぁ)
なんていつもの悪い癖が・・・
ということで、今回はいつもよりちょっとだけ手を加えて作ってみました!
それにしても5回目という事は、もう5年経つということか・・・
早いなぁ。。。
下ごしらえ

いつもの冷やし中華なら、仕込みといってもエビをボイルするくらいで、あとは当日にきゅうりとかハムを刻むだけです。
正直その気になれば、前日の仕込みはしなくても、当日の朝からでもなんとかなるレベル。
ただ今回はいつもと違う具材を使うことにしていたので、念のため前日の夕方から準備をすることにしました。
そのいつもと違うものとは・・・
はい、写真でも一際大きな存在感を放っている具材、鶏肉です。
今回はこの鶏ムネ肉を使って、「茹で鶏」を作ってみることにしました。
いつもはハムのところを、今回は茹で鶏に置き換えてしまおうという魂胆。
鶏肉だけで4Kgもありますので、これはさすがに前日からやっておかないと怖いです。。。
そこで前日に、鶏とエビのボイルだけやってしまう事にしました。




まずエビの方は、殻を剥いて背ワタを取り、塩と酒を揉み込んでおきます。
あとは沸かしておいたお湯に投入して茹でるだけ。
こちらはいつもの作業ですし、数もメチャクチャ多いという訳ではありませんので、手際よく済ませます。
続いて鶏ムネ肉の下ごしらえです。
まず皮を剥いでから、適当にフォークをブスブスっと刺していきます。
これは鶏肉が加熱によって固くなってしまわない様にする為ですね。
そして穴を開けた鶏肉をバットに並べたら、今度は砂糖を適当に振りかけ、まんべんなく伸ばして揉み込んでから15分くらい放置します。
これは砂糖が持つ水分を抱え込む性質によって、鶏肉を茹でた後も、柔らかくジューシーな仕上がりにする為です。
あとはこちらも沸かしたお湯に塩、酒を入れて弱火で少し茹で、火を止めてから冷めるまで放置。
本当は茹でる時に生姜とネギも入れると、臭みを抑えられて良かったのですが、残念ながら忘れてしまいました・・・
茹でだす時点で気付いたのですが、まあタレをかけて食べる冷やし中華ですから(きっと大丈夫!)と、自分に言い聞かせながら作りました。
既に残業時間に差し掛かっていましたので、さすがにそれから追加の買い出しに出掛けるのも、ちょっとしんどかったんですよね。。。
茹で上がった鶏肉を少し裂いて味見してみましたが、なかなかジューシーで良い感じ。
後は繊維に沿って裂いてしまえば完成ですが、時間の都合もあってそれは翌朝にすることに・・・
まずは前日の下ごしらえはこれで完了です。
当日・・・
当日は、朝からもやしを茹でたりキクラゲをお湯で戻して刻んだり・・・
トマトやキュウリも刻んで、錦糸卵を作ったり・・・
手分けをしてサクサクと作業を進めていきます。






だいたいのイメージでは45人前です。
具材を刻むだけだから・・・なんて高をくくっていたら、思ったより時間が掛かってしまいました。。。
前日に茹でておいた鶏肉は、手で適当な太さに裂いていきます。
ちょっと4Kgは多かったかな・・・たぶん余裕で60人前はあった気がします。
次回は3Kgくらいでも良いかも知れませんね・・・
まあ足りないよりはいいですけどね。
いつもはどんなメニューでも、お代わりするのは2~3人です。
その辺も考えて、余り過ぎることの無い様に、もちろん足りないことも無い様にしなければなりませんから、そこがいつも悩みどころなんです。
そういう意味では、ロコモコ丼やソースカツ丼など、1人前の量がはっきりしているメニューは計算し易いんですよね。。。
今回は麺を44人分準備していました。
女性スタッフはだいたい1人前も食べないので、少々お代わりする人がいても十分足りる量。
ただ問題は、その麵を茹でるタイミングです。
冷やし中華ですから、茹でた後で冷水にさらさないといけないですしね・・・
今回もコロナ感染対策で、部門ごと3ブロック(だいたい10~15人ずつ)に分けて昼食を取ります。
最初の第1陣のスタートから、最終の第3陣のスタートまでは50分も開いていますから、一度に茹でることなんてできません。
まあそもそも量的に一度では茹でられないですけどね・・・
そこで今回も、唐揚げの時みたいに、第1陣が食べている間に第2陣の分の麺を茹で、第2陣が食べている間に第3陣の分の麺を茹でる作戦にしました。
作り手側は休む暇も無くなってしまうのですが、こればっかりは仕方ありません。
いつもなら合間に洗い物をするのですが、今回はそれも諦めて、頑張って茹で続けます。


今回も茹でた麺は冷水にさらした後でザルに入れ、みんなにはセルフで盛っていって貰います。
麺を取ったみんなが次々とやってきますので、私の方で一人ずつ具材を盛り付け、スープをかければ出来上がり。
一通りみんなが食べだしたら、次の分の麺を茹で始めます。
クーラーはついていたんですが、ずっとお湯を沸かしているのもあって汗ダクになってしまいました・・・
ちょっとピンチだったのは、第2陣が想像以上の食べっぷりだったことです。
一杯目も多めに取ってくる人が多かったのですが、お代わりする人がいつもの倍以上。。。
(やばい、麺とエビが足りなくなりそう・・・)
でも「お代わりダメ」なんて言えませんので、
「みんなどんどん食べろぉ!」なんて言いながら、内心はドキドキでした。。。
(第3陣の分が足りなくなったらどうしよう・・・)
ちょっとヒヤヒヤしましたが、結果的には無事に第3陣まで賄うことが出来ました。
でもひょっとしたら、第3陣の人は気を使って少なめに取っていたのかも知れません。
一応見た感じはみんな普通に盛ってきていたので大丈夫だったと思いますが、もし物足りないと感じていた人がいたらごめんなさい・・・
やっぱり、毎日蒸し暑い中で汗をかいて仕事をしているわけですから、こういう冷たい麺類はツルっと食べやすいんでしょう。
次回はもう少し多めに麺を準備しておきますね。
実食

みんなが食べ終わったところで、私たちも実食です。
写真では分かりづらいですが、キクラゲもちゃんと入っています。
残りが少なかったので、ほんの一つまみしか入っていませんけどね・・・
私はマヨネーズとからしをたっぷりかけて頂きました。
「あれ?冷やし中華ってこんなに美味かったっけ!?」
っていうくらい、すごく美味しかったですよ!!
食べたみんなの反応は
「麺がツルツルで、すごく美味しかったです!」
「スープがちょうど良い濃さで美味しかった」
「今度からはハムより鶏肉の方が良いなぁ・・・」
「鶏肉がすごく柔らかくて美味しかったです!」
などなど、概ね好評だった感じですね。
やっぱりこんな暑い時季は、こういうメニューに限りますね。
みんな喜んでくれて、本当に良かったと思います。
まあ反省点としては、まずは麺の量ですかね・・・
今回44人前でギリギリでしたので、次回からは最低でも50人前以上は準備しようと思っています。
あとは鶏を茹でる時の「生姜」と「ネギ」ですね。
いざ冷やし中華の具材として食べるとそれほど臭みを感じることはありませんでした。
でもやっぱりみんなには、最高に美味しいものをお腹一杯食べて貰いたいですからね。
次回からは忘れない様に準備したいと思います。
毎月恒例の「ランチの日」。
今回は少しヒヤヒヤする場面はありましたが、まあ成功と言って良いんじゃないでしょうか。
またも課題は残りましたが、その反省点を次に活かして、引き続き頑張っていきたいと思います。
これも毎年のことですが、8月はお盆休みもある事から、ランチの日はスキップとなります。
なので次回は、9月の第3~4週の開催予定です。
次のメニューは何にしようかな・・・
また開催したらこちらで報告させて頂きます。
それでは、次回をお楽しみに!!