’21年12月「ランチの日」

 

 

 

 ギリギリまで悩んでいたのですが、毎年最終営業日の大掃除の日に行っていた「納会」を、昨年に続いて今年も中止する事になりました・・・

コロナ感染者数は減っているみたいですが、最近なんか変なウイルスも入ってきているようですし、念には念を・・・ということです。

お店の方も通常営業になってきているみたいですが、それでもこんな時期に40名も押しかけては、ひょっとしたら迷惑かも知れませんしね。。。

 

 そこで昨年同様、例年なら12月はスキップしている「ランチの日」を緊急開催する事になりました!!

そしてメニューについては社員サイト(社員のみがアクセスできるグループウェア)でアンケートを実施して決めることに・・・

たしか去年のアンケートでは「ビビンバ」と「カレー」の決選投票になり、最終的に「バターチキンカレー」になったんです。

今年はそれらの定番メニューに加えて、新メニューにもいくつかチャレンジしてきましたので、私もアンケートの結果は楽しみにしていました。

 

 結果は冒頭の写真の「ネギ塩からあげ丼」に決定!

しかも全体の1/3の得票という圧倒的人気。。。

今年の4月に作った新メニューでしたが、こんなに人気があったなんて・・・

どうも宗教的な部分で食べられない食材のある外国人スタッフを抱えるチームが、「その人も一緒に食べれるように」と組織票を入れた・・・なんて噂もありました。

まぁそれはそれでいいじゃないですか。

それもきっとチームワークの一つの形ですよね。。。

 

 

 前日の仕込み

 

 

 いつものように前日の午後、総務のスタッフが買い出しに出掛けてくれました。

鶏肉だけでも7Kg弱・・・

毎度のことですがスゴイ量ですね。。。

でも先月のカレーでお米が底をついていたので、今回はお米も買ってきたんですが、それでも随分リーズナブルでした。

一人当たりに換算すると、いつもの仕出し弁当よりも安いぐらいです。

これなら隔週で開催しても良いくらい。。。

 

 食材が揃ったら、早速仕込みに掛かります。

前回は「片栗粉が足りない事件」と「時間が足りない事件」が同時に発生して、もうてんやわんやの大騒ぎでしたから・・・

前回の反省を踏まえて、「前日にやれることは、全部やってしまっておこう」ということになりました。

 

 

 

 まずはネギを千切りにして「白髪ネギ」作り。

12本のネギを刻んで、水に少しさらしておきます。

私の包丁が下手ヘタクソだからか「白髪」にしてはかなり剛毛な感じの太さになってしまいましたが、まぁ多少”歯ごたえ”があった方が好きな人もいるかも知れません。

細かいことは気にせず次に進みます。。。

 

 続いて鶏肉を切っていきます。

軽く筋と脂を取って、ザクザク切っていくだけです。

一応一人前はからあげ5~6ヶの計算で、45人分ほど作るイメージ。

まあ途中から面倒くさくなってきたので、数えるのは止めてしまいましたが・・・

 切り終えた鶏肉はボウルに投入。

醤油、酒、ニンニクなどを混ぜ合わせた漬けダレを揉み込んで味付けをします。

後で実際食べてみて思ったんですが、今回はこの漬け込む時間が少し少なかったからか、前回よりちょっと味が薄かったのが残念でした・・・

漬け込んだ鶏肉はジップロックに詰め替え、冷蔵庫にしまって鶏肉の仕込みは完了。

 

 

 その間、食堂の方では「塩だれ」を作ってもらっていました。

たっぷりの刻みネギに塩、鶏ガラ、醤油、ごま油などを加えて煮込みます。

これだけを味見してみると結構しょっぱいんですが、中にはさらに醤油を掛けて食べてる人がいました・・・

やっぱり私の鶏肉の漬け込みが甘かったんですかね。。。

とりあえず前日の仕込みはこれで完了としました。

 

 

 当日

 

 朝から手分けをして調理の続きです。

総務のスタッフは朝一からお米を洗い、ご飯を炊きながらお味噌汁を作ってもらっています。

 

 一方私は朝からキャベツの千切りです。

 前日にそこまでやっておこうかとも思ったんですが、なんとなくキャベツの色が悪くなってしまいそうで・・・

最初は葉を一枚ずつ剥いて丸めて千切りにしていましたが、それではまた時間的に厳しくなりそうでしたので、途中からスライサーのお世話になりました。。。

千切りにしたキャベツはボウルに入れ、少し冷水にさらしたら完了です。

 

 キャベツの千切りが終わったら、いよいよからあげに着手します。

 

  

 今回はこのからあげの”揚げ方”を少し工夫してみました。

まず一つ目の工夫は、片栗粉を付ける前に鶏肉を小麦粉でコーティングするということ。

前回のからあげの時は片栗粉だけでしたし、私自身今までからあげを作るのに小麦粉なんて使ったことありませんでした。

でも聞くところによると、そうすることで鶏肉に浸み込んだ味を閉じ込めると共に、外はカリカリ、中はジューシーなからあげができるんだとか。。。

左上の写真のボウルに入っているのが小麦粉で、右のビニール袋に入っているのが片栗粉です。

それぞれを塗した鶏肉を、2つのフライパンでどんどん揚げていきます・・・

 

 そしてもう一つの工夫は、「二度揚げ」をするということです。

その方がカリっと揚がるということらしいですが、今回二度揚げをすることにしたのには別の理由があります。

それは「みんなに出来立てのあったかいからあげを食べて貰いたい」という理由でした。

 コロナ感染対策の為、それぞれの部門で時差を付けて食堂に来てもらっています。

第一陣がやってくるのは11:45からですが、最終の第三陣が食堂に来るのは12:35です。

みんなが来始めてからは、盛り付けたり洗い物をしたりと、調理している時間はありません。

そのため前回のからあげ丼、先日のソースカツ丼共に、第一陣が来る11:45までに全員分揚げ終える様にしていたんです。

 当然第三陣の頃には冷めてしまいますので、一応タッパーに入れて保温庫にしまってはいました。

でもそれだと、なんかベタついちゃうんですよね・・・

 

第一陣は比較的揚げたてのサクサクの揚げ物が食べられますが、その50分後に来る第三陣にもなるとさすがに出来立ての触感なんて微塵も無いはずです。。。

 そこで今回は、一旦右の写真の様に一度やや短めの時間で揚げておいて、第一陣⇒第二陣⇒第三陣のそれぞれのインターバルの間に二度揚げしてしまおうという作戦でした。

ちょっと最初はまごついてしまいましたが、結果的にこのやり方は大成功だったんじゃないでしょうか。

次にまた揚げ物をやる機会があれば、できるだけまた二度揚げをして、みんなに出来立てを食べてもらおうと思っています。

 

 

  

 

 先ほど言ったように、実際食べてみるとちょっと「薄味」なからあげ丼でした。

私的には”失敗”と言うレベルではありませんでしたが、次に活かせる課題は多少あった気もします。

ダントツの人気No1メニューですから、次回は更に磨きをかけて美味しいからあげ丼を作ってみたいと思います。

 

 

 おまけ・・・

 

 お米3.6升、鶏肉7Kg弱も使うのは、「足りなかったらいけない」という想いが最優先にあるからです。

だって足りないということは、お昼ごはんが食べられない人いる・・・ということですから。

もちろん「お代わりする人がいるかも知れない」というのもありますけどね。。。

あぁ、余った分は捨てたりなんかしませんよ。

前回のカレーの時は、余った分は翌日みんなにお弁当と一緒に食べて貰いましたから。

 で、この日ももちろん余りました。

余る様に作っていますから当然ですね・・・

 

 

 余ったごはんとからあげで、残業に協力してくれているスタッフに「からあげマヨおにぎり+からあげ」を差し入れする事にしました。

「昼もからあげだったのに・・・」なんて言われてしまうかと心配していましたが、結構喜んでもらえたみたいで良かったです。

 

 

 食事が終わった後、「今年も一年間、ごちそうさまでした!!」と言ってくれたスタッフがいました。

いやいや、こちらこそ一年間付き合ってくれてありがとう。

来年はもっと美味しいもの作るから、楽しみにしていてね!

 もうすぐ初めて丸4年を迎える「ランチの日」。

いつも頑張ってくれているみんなに感謝の気持ちを込めて、引き続き頑張っていきたいと思います。。。

 

 

 

 

 

 

 

 

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