COVID-19

 

 

 新型コロナウイルスの勢いがすごいですね。。。

1月27日には私の住む愛知県でも、前回のピーク時の2倍以上となる5,160人もの方が新型コロナに感染したとのことでした・・・

東京の方では2万人に迫る勢いですし、今の「オミクロン株」が流行りだしてからの感染拡大は、明らかにこれまでとはスピードが違うように感じます。

「重症化し難い」とか「致死率はインフルエンザ以下」なんて話も聞こえてきますが、それでもならないに越したことはありません。

命を守るという意味ではもちろんですが、経済的な面でもその影響は広範囲且つ甚大なものですから・・・

最近当社のお客様でもクラスターが発生して、一部生産ラインを止めざるを得なくなってしまった例があります。

そして当社でも、今週になって新型コロナウイルスの感染者が出てしまいました・・・

 

 

 昨年も

 

 今週発覚したのは、当社では2例目になります。

1例目は昨年のことでした。

それが第何波目の頃だったかは覚えていませんが・・・

たまたま翌週に手術を控えていたそのスタッフが、入院前の予備検査でPCR検査を行ったことで発覚しました。

本人は全くの無症状。。。

その日も夕方まで普通に仕事をしていたところ、突然病院から「陽性でした」と電話連絡があったそうです。

 もうそうなったら仕方ありません。

すぐに仕事を切り上げ、帰宅してもらいました。

幸いなことに濃厚接触者に該当する人もおらず、たまたま金曜日の夕方でしたので、週末の内に業者を呼んで消毒もして貰い、月曜日からは通常営業することができました。

当の本人は予定していた手術は延期になってしまい、コロナの隔離措置として入院する事に。

結局最後まで自覚症状は全く無かったそうですが、ともあれ大事に至らず本当に良かったと思います。。。

 

 

 2例目

 

 そして今週発生したのが2例目となります。

本人は月曜日、父親の病院の付き添いの為に欠勤(入社後6ヵ月が経っていないので、有給はまだ付与されていません)。

翌火曜日には通常通り出勤してきて仕事をしていましたが、体調が悪くなってしまい午前中で早退していました。

家で休んでいても良くならず、夜に熱を測ってみると39.8℃まで上がっていたそうです・・・

翌日の水曜日に予約した病院に行って検査をしたところ、新型コロナの「陽性」反応が出てしまいました。。。

 今の濃厚接触者の定義は

・ 発症からの発症の2日前まで

・ マスクなど感染防止策の無い状態で

・ 1m以内の距離に

・ 15分以上の接触

があるかどうかということらしいです。

今の段階で保健所からの連絡は会社の方にはありませんが、この定義からすると濃厚接触者はいない模様。

その日の夕方に、職場やトイレ、手洗い場、食堂などを消毒して、翌日からは通常営業をしています。

 

 朝の検温でも他のスタッフに発熱も見られませんし、体調不良を訴える人もいないので、社内での感染拡大の心配はなさそうです。

昨日本人から電話があったらしく、熱は下がっているものの、未だ目眩や立ち眩みの症状があるとのこと。

味覚などは特に異常は感じないそうですが、最近そんな話はあまり聞かないので、今の変異株ではそういった症状はあまりないのかも知れませんね。

ともあれこちらも回復に向かっているようで一安心。

工程に穴が開くのは会社としては痛手ですが、ここはみんなで頑張って乗り切るしかありません。。。

 

 

 製造業も・・・

 

 

 飲食店や観光業の方々は厳しい日が続いていると思います。

再び「蔓延防止等重点措置」が多くの都道府県で展開されだしていますし、すでに病床使用率が「緊急事態宣言」の水準に達してきているところもあるそうです。

(またか・・・)

と心が折れそうになっている事業者やご家庭もあるのではないでしょうか・・・

営業時間の短縮や様々な自粛要請などで客足が細り、経営的にも非常に大変ですよね。 

 

 そのような方々から見ると製造業は回復基調にもあり、新型コロナの影響はあまり受けていないように見えるかもしれません。

確かに新型コロナの感染拡大が始まった頃、世界中の「人」「物」「金」の流れが止まりだした頃は、実際に受注量が減じて大変でしたが、今の受注量は「コロナ前」の水準まで回復してきています。

 ただ私たちの仕事の場合は、現実的に人が会社に来て、実際に手を動かし汗を流した分しか生産ができません。

間接部門はさて置き、テレワークではモノづくりが出来ないですからね。

だからこういった自宅待機などの隔離期間があると、それは正に生産活動に直接的に影響してしまいます。。。

もちろん仕事は無いよりは有るに越したことはないですが、私たちの様な少数精鋭で余剰人員などいるはずもない事業規模では、1名の欠員でも”てんやわんや”の状態になってしまうのです・・・

今はなんとか部署間で応援に入ったり、お客様に納期調整をして頂いたりして”やりくり”しようとしていますが、ただでさえ高負荷な生産状況ですので、否が応でもどこかに無理が掛かってしまいます。

 

 加えて製造業で大きな問題となっているのが、昨年春ごろから続く「モノ不足」です。

特に海外から調達していた物が調達できない、あるいは調達出来たとしても価格が暴騰してしまっていて、様々な原材料や副資材の調達に影響が出ています。

半導体不足で自動車産業が苦しんでいるのは、時折報道されているのでご存知の方も多いかと思います。

でもそれ以外にも、鋼板や樹脂関係、電子部品などに加え、ガスや燃料、製造消耗品なども価格がどんどん上がっているんです・・・

高くても買わないことには仕事になりませんので、調達するにはするのですが、製造原価も右肩上がりに上昇してしまって事業環境としては決して良い状態とは言えません。

 

 そういう意味では、私たち製造業も今が頑張り時なんです。

外的要因ばかりで自分たちでコントロールできない要素が多いことから、心が折れそうになることもあるとは思います。

でもこの難局を乗り越えた先にある明るい未来を信じて、前向きに頑張っていきましょう!!

 

 

 

 もちろんこの新型コロナで残念ながら亡くなられた方も大勢いる訳で、今もコロナに罹患して苦しんでおられる方がいる事も承知しています。

なので「命か経済か」なんて話をするつもりはありません。

この先いろんなことが元通りになるのか(それが良いことなのかどうかの議論はさて置き)、これまでとは違う新しい何か(例えば生活様式やビジネスモデルなど)に変わるのかも分かりません。

ただただ、全ての人が安心、安全に日常生活が送れること。

そして私たちが生業とする生産活動が安定的に遂行できるよう、さらに良い”モノづくり”に専念できるよう、様々な問題が早く解決していくことを願ってやみません。

 

 コロナの飲み薬が前倒しで入ってくるような明るいニュースもあるそうです。

皆さんも感染対策を十分に行って、できるだけコロナに感染しないように気を付けてくださいね。