レーザー 更新しました

昨年の12月24日、当社の主要設備の一つであるレーザー加工機を更新しました。

既設機も導入から10年以上経ち、ずいぶん消耗や経年劣化もあったので、あちこちガタがきていました…

LC3015F1NT シャトルテーブル仕様

3軸リニア駆動の高速加工マシン。

世の中に出て間もない頃の先行導入でした。

確かに加工スピード(軸速度)は速いですし、切断面質もきれいでしたよ。

ただ最近の機械と比較すると、やっぱりランニングコストが高いんですよね…

このところのレーザー技術の進歩も目覚ましく、ランニングコストの低い“ファイバーレーザー”が今や主流となっています。

まだまだ手を入れれば、全然使うことは出来る機械なんですけどね…

今でもメーカーさんでは普通に新品を販売している機械ですし…

でもやはりそのランニングコストや維持、メンテナンス費等を総合的に判断して、今回の設備更新に踏み切りました。

AMASPACE1248

今回のレーザーの更新に合わせて、材料ストッカーも更新です。

「次の設備は、無人運転が出来る自動化のラインであるべき!!」という思いが以前から強くありましたので、今回は“棚付き”のレーザーラインです。

 

 

ENSIS3015AJ & ASF3015FMⅡ

ということで据えてみるとこんな感じ…

従来機の“シャトルテーブル”の分が無くなりましたので、意図せずして省スペース化の効果もあり、スペースの有効活用にも繋がりそうです。

今回はこの『6000』というのが一つの“売り”です。

これ、発振器の出力を表したもので、6Kw出力の機械という意味。

この高出力であれば、基本スペック上では25mmの板厚まで加工が出来るそうです(まぁ本当にそこまで切れるかはやってみないと分かりませんが…)。

今までは4Kw出力の機械でしたので、「反ってランニングコストが高くなるのでは?」(通常は高出力になるほど電力消費量も増えるんです)なんて思いがちですが、そこは今や主流となっているファイバーレーザー。

機械単体で比較すれば、使用電力も半減できる様な試算もあります(それこそ実際のところは正直分かりませんが…)。

一般的にファイバーレーザーは「厚板に弱い」「面質が悪い」なんて言われますが、私自身が実機や実加工サンプルを確認して、当社に要求される加工品質に十分応えられるものと判断しました。

加えてこの高出力であれば、加工スピードも速くなりますし、棚付き(オプションでノズルチェンジャーも搭載)にしたことで「省力化」「省人化」が図られ、今当社が取り組んでいる「働き方改革」にも大きな効果がありそうです。 

  

   

今日、1月4日の段階ではまだ調整中…

本格的に稼働するのは、来週1月7日(月)の予定です。

稼働するのが今から本当に楽しみです…

実際に稼働しだしたら、また改めてご報告します。