
サンプル
以前「作業着を黒にしようと思っています」なんてお話しをしました。
きっかけの1つは、今まで帽子を作ってくださっていた業者さんが廃業され、同じものを同じ価格で作れなくなってしまったこと。
そしてもう1つは、以前から思っていたことですが、汚れや汗染みなどを出来るだけ目立たない様にしたかった・・・ということです。
やっぱり見た目にも汚らしい感じがしますし、もちろん傷みもあってのことですけど、最近は発注量が結構多くなってきていたので、購入頻度を下げてコストダウンを図りたいという思いもありました。
そのブログを読んでくれたスタッフから
「作業服変えるんですか!?」
なんて聞かれもしましたが、
「うん、まあそのうちね・・・この夏の分はもう注文しちゃってるからさ・・・」
なんて言っていたんですけど。。。
実際、「いつか変えたいなぁ・・・」くらいな感じだったんですよ。
それにこの夏服の発注の時点で、急遽既存の業者さんの廃業を知らされてしまったので、そこから手を打つのは現実的に不可能だったんです。
製造のスタッフからは「夏服まだぁ??」なんて声も聞こえてきていたので、取り敢えず作業服は従来通りのブルーのものを手配。
帽子だけ別の業者さんで良さげなものを見つけて、ブラックに変更する事になりました。
で、このブラックの帽子がスタッフからは大好評。
価格的にも以前の帽子に比べれば抑えることが出来ましたし、今度の帽子はフリーサイズということで、各サイズの在庫を持たなくても良くなった分、会社としても大助かりだったんです。
唯一「手洗いをしないとロゴが剥げてきてしまう」という一点の欠点を除けば、概ね大満足でした。
「今度からはこの帽子でいこう」
そうとなれば、それに合わせた作業着を早々に準備しなければなりません。
次に作業服を発注するのは9~10月ごろだと思いますが、デザインや生地、着心地やロゴの具合など、カタログだけで決めてしまって大量に発注するのはちょっと怖いですよね・・・
そこで今回は夏服用の半袖ブルゾンを2着、仕様決定の前のサンプルとして発注していました。
「社長だけズルい!!」
なんて声も聞こえてきそうで少し気が引けましたが、こればっかりは仕方ありません。
さっきも言った通り、実物を見ないと決められないですよね?
決して自分だけ”先行して欲しかった”訳じゃないんですからね!!
出来栄えは・・・

サンプルは今週の初めに届きました。
ブルゾンの方のロゴは刺繍です。
なかなか良い感じじゃないですか?
当社のロゴは本来コーポレートカラーであるネイビーなんですが、ブラックの生地だとなんか目立たない気がして、白文字にしています。
なんかこの方が赤い丸(これは先代の生まれ故郷である沖縄の「太陽」、そして日本のモノづくりの誇りを胸に・・という意味で「日の丸」を表現したもの)も際立って見えますよね。
帽子もそうですが、やっぱりこの方がロゴが映える気がします。
ポケットの周りなど、ところどころにある白いラインも良い感じ。
帽子のツバのところにも白いラインがあるので、こちらもバランスが良いと思います。
もうこれで決定ですね。。。
ちなみにこのタイプは、営業や生産管理、物流スタッフ向けのものになります。
ポリエステル80%:綿20%なので、型崩れし難くて軽く、通気性が良いのが特徴です。
一方製造のスタッフのみんなの作業服は綿100%のものにする予定。
こちらは火に強くて丈夫、汚れも付きにくいのが特徴になります。
製造スタッフは熔接したりもしますし、安全を考えればやっぱり綿100%じゃないといけませんよね。
デザインは少し変わって、写真の様なツートンカラーではなく、ブラック一色になります。
ポケット周りの白い部分なんか、たぶんすぐ汚れて黒くなってしまうと思うので、無いなら無いでかえって良いんじゃないかな・・・
秋には値上げとなってしまうそうですが、今の作業着も同じく値上げとなるそうですので、それを踏まえれば全体的には多少のコストダウンにもなっています。
強いて迷っていることがあるとすれば、ズボンを「カーゴタイプ」にするかどうか・・・くらいですね。
あの太もも辺りにポケットのあるやつ。
物流のスタッフからは「カーゴタイプが良い!!」って言われてるんですよ。
また次回の発注前にサンプルを取って確認したいと思います。
これを着ている私を見たみんなの反応は・・・
「おぉぉぉぉ・・・めっちゃ良いっスね」
「すげぇ!かっこいいじゃないですか!」
「なんか黒だと締まって見えますねぇ」
「それっていつから変わるんですか??」
「今回からそれにして欲しかったなぁ・・・」
「なんで社長だけ!?」
「いいなぁ・・・自分だけいいなぁぁ・・・」
といった感じ。
聞くところによると、最近製造業でも作業服の見直し機運が高まっているんだそうです。
もっとファッション性の高い、”かっこいい”作業着に変えていこう・・・みたいな会社が増えてきているんだとか。
特に若手社員からのそんな声が強いらしく、そう言った声に応える形で作業服のデザイン自体も変わってきているという話です。
確かに日常生活の中では一番長時間身に付けることになる服ですし、それで通勤とかもするのであれば尚更ですよね。。。
それに、ひょっとしたらそういう部分でも社員のES(従業員満足度)を高めることが出来るかも知れないですし、それが引いては社員のエンゲージメント(会社への信頼、愛着、絆)をも高めることに繋がるかも知れません。
たかが「作業着」ですが、私たちにとってはこれが「正装」であり、同時に「戦闘服」でもあるわけですから。
この秋にはみんなにも配れるように進めていきたいと思っています。
それまでもう少し待っててくださいね・・・