4年後へ・・・

 

 

 残念ながら負けてしまいました・・・
はい、またまたサッカーの話です。
惜しかったんですけどねぇ。。。

 4年前に続いて、今回もベスト16での敗退。
ベスト8の壁は思った以上に分厚いです。
「歴史を塗り替える」「新しい景色を見に行く」結成当初から設定していた目標は今回も果たせませんでした。

 まあでもGLでは、ドイツやスペインといった強豪国にも堂々と渡り合って見事に勝利を収めたり、大きな可能性を感じたワールドカップでしたね。
まずは日本代表の皆さん、お疲れさまでした。
そして感動をありがとうございました。

 

 

 総括

 

 4年前は後半途中まで2-0で勝っていながら、まさかの3連続失点でベルギーに敗戦。
これまでベスト8まで勝ち上がったことは一度もありません。
そして今回初のベスト8を懸けて戦う相手は、前回大会ファイナリストのクロアチアでした。

 GLは2位突破でしたが、とても粘り強く戦う、バランスの良いチームです。
ポイントは中盤の3枚。
コバチッチ(チェルシー/プレミア)とブロゾビッチ(インテル/セリエA)、そしてモドリッチ(マドリー/ラ・リーガ)です。
3人ともヨーロッパのビッグクラブで中心選手として活躍するビッグプレーヤー。

 スペインのボールポゼッションを重視した戦術や、ドイツのハイプレスからのショートカウンター戦術など、なにか一つのスタイルを極めるというより、この3人が縦横無尽にポジションを変えながら相手の出方に合わせて柔軟に戦い方を変えてくる、とても”いやらしい”チームです。

 対する日本は、立ち上がりから3-4-2-1の3CBシステムでした。
右CBには今大会初スタメンとなった富安。
左CBは出場停止の板倉に代わって谷口。
WBは左に長友で右が伊東。
Wボランチに遠藤と守田が入って、前線は前田、鎌田、堂安といった布陣でした。

 前半はなかなか良い感じで、何度が得点のチャンスもありました。
途中クロアチアの時間もありましたが、日本もコンパクトな守備で跳ね返します。
均衡が破れたのは前半終了間際、右のショートコーナーから堂安がクロスを上げ、吉田が折り返したところを前田が押し込んで初ゴール!!
今大会、初めて日本が先制しました。

 これまでは後半の頭から交代カードを切っていた日本ですが、このゲームでは動きませんでした。
私はここにミスがあった気がしています。
それは前半途中から、クロアチアが明らかに戦術を変えてきたように見ていたから・・・
クロアチアの両SBやCMFが、低い位置からファーサイドにアーリークロスを何本も入れて来だしたからです。
日本のWボランチを嫌ったのか、逆サイドのWBの裏を狙ったのか分かりません。
スペイン戦のアスピリクエタ⇒モラタで決められたパターンです。
日本のディフェンスラインがマークのズレを起こしやすいところを狙っている感じでした。

 私なら4-2-3-1にして、伊東を1列上げて右SBに酒井を入れていましたね。
後ろを4枚にして、「点はやらない」というハッキリした戦い方をすべきだったと思います。
 案の定「2点目を狙うべきか」「引いて守るべきか」が曖昧なまま、後半開始早々からピッチにも迷いが見て取れました。
そして開始10分、それまでも何度か危ない場面のあったアーリークロスから、ペリシッチに頭で合わせられて追いつかれてしまいました・・・

 その後三苫や浅野、南野を入れて得点を狙いますが、相手の堅い守備を崩せずに無得点。
延長戦でも決められずにPKとなり、1-3で敗れてしまいました。。。
まあPKは仕方ありません。
90分で終わらせられなかった事が問題ですね・・・

 

 

 雪辱は4年後

 

 

 終わったことはもう仕方ありません。
確かに良いゲームもありましたが、ベスト16で敗退し、目標を達成できなかったのも事実です。
だからこそ次に繋げる為にも、今大会をしっかり振り返り、良かったことも悪かったことも徹底的に分析して貰わなければいけません。
なんか感動を煽って美談にして片付けようとしている風潮が若干ありますが、それでは前進していきませんからね。

 

 今大会は「若手が躍動した」なんて言い方もされているようですが、実際に日本代表の実年齢を見てみると、決してそんなことは無いんです。
確かにワールドカップ初出場の選手は多かったのでそう思いがちですが、日本代表の平均年齢は全出場国の内、上から4番目だったんだそうですよ。
 だって4年後には、遠藤や守田、伊東、浅野、南野は30歳を超えてベテランになっていますし、板倉、鎌田、三苫、前田も20代後半・・・
だから本当に4年後にベスト8以上を目指すなら、やっぱり若い選手の台頭が欠かせません。

 実際、今後日本代表で活躍してくれそうな、将来有望な若手選手もたくさんいるんですよ。
ポジションごとに少し紹介させて頂きますね。

 ディフェンス陣からですが、まずはGK。
このポジションは今回のメンバーは残らないと思います。
ベテラン枠で・・・というのはあり得なくはないですけどね・・・
やはり期待されるのは谷でしょうか。
東京オリンピックの正GKで、身長190cmの大型GKです。
他にも大迫や鈴木など、期待の大きな若手は意外とたくさんいるんです。

 CBは今大会でも出場していた富安と板倉が軸ですね。
この二人は2026年でもまだ20代後半。
一番脂の乗った時期になります。
私は富安はSBが良いと思っていますので、今大会も選ばれていた伊藤や、若手ではチェイス・アンリなんかが入ってきてくれると面白いですね。
アンリは今年からブンデスに挑戦していますが、身体的なポテンシャルは凄いみたいです。
まだ10代ですから、もう伸び代しかありません。

 続いてSBですが、私のイチ押しは高橋 センダゴルタ 仁胡。
今はスペインの名門、バルセロナの下部で活躍している選手です。
久保もバルサの育成出身ですので、後輩に当たりますね。
クラブや代表でも「飛び級」で上の世代のチームにも選ばれている逸材です。
2026年はまだ20歳ですが、全然期待できるんじゃないでしょうか。。。

 中盤の底は、今大会でも活躍していた遠藤と守田が30代前半ですので、まだまだやれるかな・・・という感じ。
田中も27歳になっていますので、より成長した姿を見せてくれると思います。
でもそこに割って入ってきて欲しい注目選手が2人ほどいるんです。
1人目は藤田譲瑠チマ。
今はマリノスで活躍していますが、今後は海外移籍やオリンピック代表などで大きな飛躍が期待されます。
そしてもう1人は中井卓大です。
子供のころからレアル・マドリードの育成に所属していて、今はトップチームの一つ下のカスティージャまで昇格しています。
足元の技術が超絶上手いので、前目のポジションもこなせるのが魅力ですね。
トップチームの壁は厚いですが、頑張って昇りつめて欲しいと思います。

 攻撃的なMFは久保、堂安、鎌田など、今回の代表選手が一番いい年齢になります。
そこを脅かす若手の注目選手は福井太智です。
17歳でプロ契約し、来年からはドイツの名門バイエルン・ミュンヘンに完全移籍する事になっています。
2026年は21歳ですので、今回の久保と同じ年齢だと考えれば、十分やれるんじゃないかと思います。

 そしてFW陣です。
前を3枚でいくなら、左は三苫でしょう。
右は久保や堂安ですかね。
 ただ問題はCFなんです・・・
今回も呼ばれていた上田が覚醒してくれれば良いんですけど。。。
若手の注目株は、来年からJリーグを経ずにブンデスのボルシアに挑戦する事になっている、高校No1ストライカーの福田師王。
上手く成長してくれれば、大ブレイクするかもしれません。
本当は私的には、もう少しサイズのある選手に出てきて欲しいところなんですが・・・

 といった感じで、若い世代にも大きな可能性を秘めた逸材がたくさんいるんですよ。
次のワールドカップこそ、ベスト16を突破して、新しい扉を開いていって欲しいですね。

 

 

 という事でまたまたサッカーの話題になってしまいました。。。
まあ日本も負けてしまったし、これが最後ですのでご容赦下さい。
あぁ・・・でもアルゼンチンが優勝したら、また書いてしまうかも・・・
やっぱりメッシにはワールドカップを獲って欲しいと思っていますので。。。

 そういえば昨日、日本を破ってベスト8に進んでいたクロアチアが、なんと優勝候補筆頭のブラジルに、またもやPK戦で勝っていました。
いや、今回のワールドカップはいつにも増して番狂わせが多いですね。
本当にどのゲームも、観ていて面白いゲームばかりです。

 ちょっと寝不足気味ですが、引き続き楽しんで観ていきたいと思います。

 

 

 

 

 

 

コメントを残す

以下に詳細を記入するか、アイコンをクリックしてログインしてください。

WordPress.com ロゴ

WordPress.com アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト /  変更 )

Facebook の写真

Facebook アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト /  変更 )

%s と連携中