
以前よく来社されていた某取引先の方が、
「御社はいつも活気があって雰囲気が良いですね」
「来るたびに色んな変化があって、日々進化している感じですね」
なんて言って下さっていました。
”中にいる人”にとってはそれが当たり前になってしまっているので、改めてそう言われると(へぇ・・・周りからはそう見えてるんだ・・・)と気付かされます。。。
私は、「変化がある」というのは、良いことだと肯定的に捉えています。
そもそも変化を恐れない風土の会社ですし、「まずやってみよう!」という精神は当社の隅々まで浸透しているんじゃないかと思うんです。
だってそれってすごく大事なことですよね?
「より正確に」「より効率よく」「より付加価値を高めて」なんて要求に応え続けることを求められる私たち製造業者にとって、変化を恐れずに挑戦する姿勢こそ、様々な課題解決や改善活動、会社全体や個人の成長の源泉たるもののはず。
それにいろいろ変化があった方が、なにより楽しいじゃないですか・・・
日々何の変化も無く、ただ言われたことだけを漫然と作業する職場よりも、ちょっとした変化がスパイスとなって、社員が活き活きと活躍できる職場の方が良いですよね。。。
今回はそんな私たちの会社の、最近のちょっとした変化についてご紹介していきたいと思います!
チビトラ
まずはGW前に納車となった配送車。
最近は使用頻度もそれほど高くはなかった1t車(通称”チビトラ”)ですが、メインの配送車(2tウィング/4tウィング)では積みきれない荷物があった時の応援や、緊急時など突発的に出動しなくてはならない時には、とっても頼りになる車。
ただ社用車の中では一番年式も古く、エアコンがまるで効かないとか走ってると変な音がするとか、あちこちガタがきていたんですよ・・・
そこで今回、このチビトラを更新する事にしました。
トラックはいすゞさんにずっとお世話になっていましたので、今回も早速営業さんに声をかけてみたのですが・・・
「すみません・・納車までに1年半以上は掛かってしまいます・・・」
との回答。。。
昨年末にお話ししたのですが、なんと納車予定日がその段階で「翌々年(令和5年)の夏以降」とのことです。
理由としては、昨今問題となっている半導体不足と、これはトラック特有の話ですが、アドブルー(排ガスを浄化する為の尿素水)の装置のセンサーが調達難となっているのが原因だそう。
いや、でもさすがにそれはちょっとかかり過ぎです。。。
今回はちょっと荷台も大きくして積載も増やしたかったので、小さめの2t車(平ボディー)を検討していました。
「また検討して連絡します。」
とは言ったものの、正直(困ったなぁ・・・)という状況。
そんな折、「トヨタなら2t車はアドブルーを使わないので、納車が早いらしい」という情報を小耳にはさんだので、早速問い合わせてみると、
「標準的な仕様なら、春にはご用意できます」
との回答。
恐る恐る
「それって令和5年のですか?」
と聞いてみると、
「いえ、令和4年の春ですよ(笑)」
ということで、今回はトヨタさんでお世話になる事になりました。
元々の1t車もトヨタでしたので、メーカー自体はそんなに気にならなかったのですが、車体の色だけが他のトラックと違ってしまったのが、少し悔やまれるところではあります。。。
ともあれめでたくこの春に納車された「新チビトラ」。
メインのドライバーだけでなく、いろんな人が乗りますので、オートマ仕様のナビゲーション付きです。
これからまた長い付き合いになると思いますが、大事に乗っていきたいと思います。。。
レイアウト変更
製造の方では、GW前に一部レイアウトの変更を行いました。
今回変更したのは溶接工場の方です。
最近ただでさえ業務多忙な状況であるにも関わらず、お客様からは今後更に増産するという計画も聞いています。
このままではやり切れない仕事がオーバーフローして、現場がパンクしてしまうことが容易に予想できますので、一刻も早く増産体制を整えなければなりません・・・
そこで今回は定盤(溶接作業を行う作業台)を2台追加して、溶接ブースを今までの14台 ⇒ 16台に増設することになりました。
増やすのはスペースの都合上、3尺×6尺(914mm×1829mm)と小さめの定盤ですけど・・・
でもそれにしても私が入社した当時は定盤が3枚しかありませんでしたので、それに比べれば随分増えたものです。。。
当社くらいの事業規模で、社内に溶接ブースが16箇所もある板金屋さんもなかなか無いんじゃないでしょうか。
そこで溶接の作業ブースを増設するのに合わせて、より作業性が良くなるようにレイアウトの変更を行うことになりました。
みんなの意見を聞くと収集がつかなくなりそうでしたので、工場長や担当課長と作業性や動線について検討して新たなレイアウトを決定。
定盤の移設に始まり、電気工事やら溶接機の移動・新設やらで、なかなか大変でした・・・
まだ棚やパーテーションなどを製作(こういうのは可能限自作します)して設置しなければなりませんが、仮置きの状態でも既に一部は稼働し始めています。
あとはそこで活躍する人財を迎え入れて体制を整えるだけですが、そっちはそっちでまだまだ頑張らないといけませんね。。。
おまけ・・・
”おまけ”と言っては何ですが、もう少しで変わるものがあります。
これはまぁ本当に些細なことなんですけど・・・
それは「作業帽」です。
きっかけは、みんなの夏用の作業服を注文した際、仕入れ先から「帽子の製作を今まで頼んでいた業者が廃業してしまって・・・」という話が持ち上がったこと。
こういったことはたまにある事なんですが、同じものを別の業者で作ると、結構なコストアップになってしまうとか。。。
色々なものが値上がりしていっているこのご時世ですから、仕方ない部分もあります。
今までの業者さんが随分と協力的にやってくださっていたのかも知れませんね。
(でも困ったな・・・)
安全上、作業帽無しという訳にはいきません。
でも数が数ですし、できれば現状の価格を維持、出来ることなら少しでも値打ちに調達しなければなりません・・・
「製作品ではなく、既製品にロゴのプリントは出来ないものか?」
その方が原価低減にも繋がる気がします。
そこで既製品の作業帽をいろいろ探したのですが、作業服と微妙に色が違ったりで、なかなか「コレ!」というものがありません。。。
いろいろサンプルも持ってきてもらった結果、もう同系色は諦めることになりました。
そこで今回採用したのが、全く違う系統の「黒」の帽子です。
今までは水色の帽子に前頭部だけが白地で、そこにロゴが入っているデザインでした。
これはこれで良かったんですが、夏場などは特に前頭部の白地の箇所に汗染みがついてしまって、これがちょっと見た目的に気になっていたんですよね・・・
でもこの問題は黒なら発生しません。
しかもフリーサイズなので、サイズごとに在庫を持つ必要もありません(今までの帽子はS・M・L・LLで在庫管理していました・・・)。
サンプルを社員のみんなにも見て貰ったところ、ほぼ全員からOKを貰いました。
ごく少数「いやぁ、作業服とのコーディネートが・・・」という意見をくれたオシャレさんもいましたが、そこは安心してもらって大丈夫!
実はこれは以前から私の胸の内で温めていたのですが、「作業服も黒に変えたいな・・」なんて思っているんです。
やっぱり作業服も長く着ていれば、どれだけ洗濯しても鉄粉汚れなどが取れなくなって、どうしても汚らしく見えてしまうんですよね・・・
でも黒い作業服なら、そういった心配もありません。
全員に相応の数を支給するとなると、それもまた結構大変なので、これまで二の足を踏んでいました。
ただ今回のこの作業帽の一件は、結果的にその良いきっかけになるかも知れません。
まずは黒の帽子がもうすぐ届きますので、そちらを楽しみにしたいと思います。
ということで、今回は最近の当社のちょっとした変化についてご紹介しました。
止むを得ず、必要に駆られてといった経緯はありますが、それによってみんなが今までより少しでも良い環境で、良い仕事に励めるようになれば、それに越したことはありません。
その環境づくりこそが、私の最大の使命でもある訳ですからね。
日々変化し、進化していく当社です。
また何か変化があれば、改めてこちらで報告させてもらいたいと思います。
そうそう、夏用の「黒い」ブルゾンを、密かにサンプルとして数枚頼んでみようかな・・なんて思っていたりします。
え?もちろん私が着るんですよ。
一人だけズルい?
今回はみんなの分を頼んでしまった後なので、もうどうしようもないんです・・・
みんなは次の衣替えの時期まで、もう少し待っててね。。。