良いところ

 

 

 自分を客観視するのはとても難しいことです。
だけど周りからどう見えているかを知るのは大切なことですよね。
「自分を知る」ことは、自分がどう行動すれば良いのか・・・という一つの指針にもなります。

出来ているようで出来ないものなんです。
例えば鏡の前に立ったって、自分は右手を上げていても鏡の向こうの私が上げているのは左手・・・
真に正しく自分を見ることは出来ません。

ましてそれが組織みたいな集合体だった場合は、尚更自分の所属する組織を客観的に見ることは難しいものですよね。
何が出来ていて何が出来ていないのか・・・
何が強みで何が弱みなのか・・・
それを知ることが出来れば、もっとその組織は良い方向に進めるはずです。

そこでヒントとなるのが第三者の声です。
もちろんその人の見方や価値観には左右されてしまいますよ。
”ものさし”は人それぞれですからね。。。

でも社外の方と話をしていて、「へぇ・・・そう見えるんだ」なんてことはよくあります。
今週当社を訪問された方と話をしていても、そんなことがありました。
そこで今回は、そんな「周りから私たちがどう見えているか・・・」という話。
特に今回褒めて頂いたことや、よく感心されるようなことについて書いてみたいと思います。

 

 

 「綺麗な工場ですね…」

 

 

 今週ご来社された方からも言われましたが、
「5Sに力を入れてらっしゃるんですね」
「しっかりと管理された綺麗な職場ですね」
ということは、意外とよく言われます。

もちろんもっとピッカピカの会社はいくらでもあると思いますよ。
それはその方々が持っている、いわゆる「町工場のイメージ」、或いはこれまで見てきた「板金工場の職場」と比較してのものに過ぎません。
でも我々の職場をそういう風に見る方が多いのは事実。
そう言われることは本当に多いんです。

 

 私的には(まだ全然ダメなんですけど・・・)という感じなので、そう言われると恐縮してしまいます。
現に今「5Sをやり直す!!」と活動を展開している部署もありますしね。
我々の思い描く「在るべき姿」にはまだまだ程遠いと言わざるを得ません。

それでも現時点でそうして一定の評価を頂けるのであれば、それは正直に嬉しいことです。
私たちが向かっている方向が”正しい”ことの証左とも言えますからね。

なぜそんな風に見られるのか・・・
実際今は私がああしろこうしろと言うことは殆ど無いんです。
にも関わらず、そう評価頂ける職場であるのはなぜか。。。

 

 その要因の一つとして思い当たるのが、数年前に解散した「5S委員会」です。
これは社歴の浅い社員を中心とした5~6名の組織で、自分たちで問題を見つけ、解決策を練り、自らが中心となって改善活動を行うボトムアップ型の組織でした。
諸事情により解散してしまいましたが、思えば今の管理職の殆どが「5S委員会」の出身者なんですよね。

もちろん工場長による指示やサポートなんかの影響もあるとは思います。
でもその5S委員会のメンバーがその時の経験を活かし、今も中心となって改善活動が進められているのなら、こんなに嬉しいことはありません。

もしそうであるなら、放っておいてもこれから更に良くなるに違いありません。
私がああだこうだと口を出す必要はもう無いんです。
在るべき姿は「”自浄”できる組織」ですからね。
今後も大いに期待したいと思います。。。

 

 

 「雰囲気が良いですね…」

 

 

 「綺麗ですね・・・」に次いでよく言われるのが、
「みなさんちゃんと挨拶してくれて、気持ちがいいですね」
「明るくて雰囲気の良さそうな会社ですね」
ということ。

でもこれ、前はそういう風ではなかったんですよね、恥ずかしながら・・・
今でもはっきり覚えていますが、その昔ある中途入社のスタッフに「この会社の人は挨拶をしてもほとんど返ってこないんですけど!」なんて言われたこともあります。

そこでそのスタッフが当時在籍していた先述の5S委員会で「挨拶運動」をやったんです。
これはシンプルに毎朝二人一組で工場の入り口に立ち、出社してくる人に(時には見知らぬ通行人にも)挨拶をし続ける・・・という活動でした。

これ、なかなか面白い活動でしたよ。
最初は恥ずかしがる人もいたんですが、だんだん開き直って声も出だし、その内みんな楽しんでやるようになりました。
そういうものがベースにある人たちが、今の当社の雰囲気を作ってくれているのかも知れませんね。

 

 私はよく
「人の寄ってくる会社でなければならない」
という話をします。
その為に最も必要なのは「挨拶」であるし、その職場にある「雰囲気」だと思うんです。

私もよくいろんな会社を訪問させて頂いたりしましたが、時々あるんですよね、本っ当に雰囲気の悪い会社。
こちらが挨拶をしても無視・・・
なんか社員同士もギスギスした感じ・・・
正直そんな会社には、あまり近づく気にはなりませんよね。

そういう経験から、私は出来るだけ「人が寄ってくる会社」で在るべきだと思っているんです。
なぜなら私は”人”が仕事や情報、金も縁も運だって持ってきてくれるものだと考えているから。
またこの会社を訪問したい
またこの会社に納品に来たい
またこの会社に修理に来たい
是非この会社で働きたい
この会社に仕事を依頼したい・・・
訪問されたすべての人にそう思われる会社で在りたいものです。

人と人のコミュニケーションの出発点である挨拶。
これが出来なければ人として「終わっている」といっても過言ではありません。
上司も部下も、年上も年下も関係ないんですよ。

「おはようございます!」
「お疲れ様です!」
そんな声の飛び交う職場が、良い職場ではないはずありませんからね。

 

 

 

 ということで、今回は当社を訪問された方によく言われる事・・・についてでした。
自分たちでは「まだまだ・・・」なんて思っていることが評価されたり、「当たり前」としている価値観を褒められたり、やはり「周りから見える自分達の姿」というのは分からないものですね。
まあ面と向かって文句や悪口を言う人はまず居ませんので、そういう意味で「良いところ」を言われることが多いのかも知れませんが・・・

とはいえそれが我々の「良いところ」であることには変わりありません。
これからもそういうところを見失わないようにやっていきたいと思います。

そうそう、もちろん正すべき、改めるべきことがあれば、それはそれで教えて頂きたいです。
そういう面も、やはり自分達では見え難いところがありますので・・・
それにそれが私たちの「伸び代」ですからね。
ご来社された方々にはこれからも率直な意見を頂き、それをこれからの成長の糧に出来ればと思っています。

 

 

 

 

 

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