DX

 

 

 先日、あるメーカーのセミナーに参加してきました。
セミナーというか新商品の説明会みたいな感じでしたが・・・
内容は工程管理のソフトだったので、正直あまり興味は湧かなかったんです。
だってもう既にそういうソフトを社内で運用していますからね。
まあ上手くいっていないこと、当初の目論見通りになっていないこともたくさんありますが。。。

 「どうしても・・・」と言われて行くことになっていたので、(あんまり人が集まらなかったのかな・・・)なんて思っていたのですが、意外と出席者の方もいらっしゃっていました。
やはり皆さん興味あるんでしょうね。。。

 今や私たち製造業にもDXの波が到来しています。
もちろん全くそういった波に乗らない企業さんもたくさんありますが、当社はかなり前から先んじて取り組んできました。
まだ全然理想の形にはなっていませんが、これからも引き続きDXの推進には前向きに取り組んでいきたいと思っています。

 

 

 IoTとICT

 

 

 「DX」とは「デジタルトランスフォーメーション(Digital Transformation)」の略です。
「じゃあDTじゃないの?」なんて声が聞こえてきそうですが、これは英語圏で「交差する」という意味を持つ「Trans」を「X」と略すことがあるからなんだそうですよ。

 で、それはどういうことなのかというと、
「企業がビジネス環境の激しい変化に対応し、データとデジタル技術を活用して、顧客や社会のニーズを基に、製品やサービス、ビジネスモデルを変革するとともに、業務そのものや、組織、プロセス、企業文化・風土を変革し、競争上の優位性を確立すること」
と経済産業省は定義しています。

 まあ簡単に言うと、ITやデジタル技術によって業務プロセスや企業文化を革新し、生産性の向上や競争力の強化を果たす・・・と言った感じでしょうか。

 

 そのデジタル技術ですが、よく耳にするものでは「IoT」や「ICT」といったものがあります。
「情報を伝達する」という部分では似ていますので混同しがちですが、この二つは「モノが主体」か「人が主体」かで大きく違っています。

 IoTは「モノ」が主体となります。
例えばスマホで家電を操作するシステムなんかがその一例です。
スマホを操作するのは人間なのですが、スマホ⇒家電という「モノ」が「モノ」に影響を与えているという意味で、これはIoTの技術だといえます。

 当社の工程管理の仕組みもIoTそのものです。
現場で作業したスタッフがタブレットで着手・完了の入力をしたり、機械が自動で加工完了の信号を上げることで、事務所側の生産管理側に即座にその作業進捗が反映されるシステム。
常時数百、数千の品目を生産する中で、何が今どういう状態なのかがリアルタイムに分かる訳です。

 そしてその作業のログも全てデータとして残っています。
だからそれぞれの生産設備の稼働状況や、各作業担当者の出来高などを分析する事が可能となるんですね。
その実績を基に生産性向上の為の改善を行ったり、業務負荷の平準化が出来る様になったりするのは、IoTによる恩恵と言って良いものだと思います。
今回出席したセミナーの工程管理ソフトもその一つということです。

 

 もう一方のICTは「人」が主体となります。
テレワークやリモート会議がその例です。
あとRPAというのもありますね。
これは事務方の定型業務を自動化するシステムですが、これもICTの一環です。

 当社の事例で言えばICカードとクラウドを使った勤怠管理システムがあります。
クラウドを使うことで、いつ、どこからでもアクセスできると共に、勤務状況をリアルタイムに可視化し、社員一人一人の働き方を包括的に管理することが出来ます。

 あと社員専用のグループウェアもその一つですね。
このシステムは各種申請や情報共有、社員間のコミュニケーションやスケジュール管理に活かされています。

 

 もうあって当たり前の感はありますが、それくらい社内にすっかり浸透しているデジタル技術。
やり始める時はやや抵抗もあったりしましたが、いまやその便利さを十二分に享受させて貰っています。

 でもまだ生産管理や工程管理、生産プロセスのデジタル化はまだまだなんですよね・・・
私の理想はもっとずっと高いところにありますから。。。
まだ手を付けるべき課題は山ほどあります。

 

 

 人間らしく

 

 

 自動化を進めたり、工程管理を強化していく過程で、やはりアレルギー反応は出てしまいます。
「俺たちはロボットじゃないんだから・・・」なんて、アナログなモノづくりに慣れた人ほど思ってしまう事もあるかも知れません。

 でもこのデジタル化は、なにも「非人道的」なものなんかではありません。
私はむしろ「人がより人間らしく仕事をする為」のものだと考えています。

 機械に出来ることは出来るだけ機械にさせればいい、デジタル化によってより楽に、より効率的に仕事を進められることによって、みんなのワークライフバランスを適正化したい・・・
そういう想いがこのDX推進の背中を押しているんです。

 このデジタル化の大きな流れは、もう避けて通れないものだと思っています。
そしてやる会社とやらない会社の二極化もどんどん進んでいくでしょう。
だからこそ長い年月をかけて、少しずつ社内に導入してきたんです。
でもそろそろ本丸に手を付けなければならない時期かな・・・なんて考えだしています。

 

 

 「次の一手」はもう決めています。
これによって、今の生産プロセスもガラッと変わってしまう様な一手。
アレルギーが強そうなので後回しにしてきたんですが、もうそろそろやっておかないと手遅れになってしまいそうな感じです。
来週出張を予定していますので、その辺りも合わせて見て来たいと思います。

 

 今回のセミナーのソフトですか?
金額を聞いてちょっと引いてしまいましたので、そちらは今のところ考えていませんよ。
今あるものも十分に活用できているとは言えませんからね。。。

 っていうか、今あるソフトはアップデートしないんですかね?
重複する機能もたくさんあるので、新しくソフトを買い直すより、今あるものに機能追加して貰た方がユーザー側としては助かるんですけど・・・
しかも今のソフト、リリースしてからまだそんなに経ってないんじゃないですか?

 まぁそれは無理なんでしょうね。
そんなことしてたら新しいものが売れなくなって、商売になりませんからねぇ。。。

 

 

 

 

 

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