
今年の目標に掲げていた「読書」。
(月に1冊くらい読めるかなぁ・・・)
なんてぼんやりと思っていました。
ということはもう3月ですから3冊目!?
いえいえ・・・まだ1冊目です。。。
忙しいとか時間が無いとか、そんなのは言い訳にもなりません。
時間は自分で作るものですからね。
寧ろそういう状況になることが分かっていたからこそ、読書を目標に掲げたという部分もあるんです。
それくらいのタイムマネジメントが出来なくてどうする・・・って感じですね。
でもやっぱりまだ読書を習慣化するのには時間が掛かりそうです。
読みだすとすらすら読めるんですが、ともすれば数日間全く本を手に取らない・・・なんて日もありました。
そういう読み方はあんまり良くないんですよね。
どうも間が開いてしまうと、内容がすっと入ってこない感じがあるんです。
これからは一日5分、10分でもいいので、出来るだけ毎日本を手に取るように心掛けたいと思います。
中村 天風

読書を目標に設定するに当たって、1冊目はこの本にしようと最初から決めていました。
それがこの「成功の実現」という本。
前から読んでみたいと思っていたんです。
というか、この本の著者である中村 天風(てんぷう)氏に興味があったんですよね。
きっかけですか?
ええ、ご察しの通り、大谷 翔平選手です。
私はこれまでも好きなスポーツ選手はたくさんいました。
特にサッカーだと中田 英寿氏、野球だとイチロー氏などです。
そしてこの二人、何となく似ているんですよね。
それぞれ日本人が海外に挑戦するパイオニア的存在であり(野球の場合はその前の野茂氏の功績も大きいとは思いますが・・・)、孤高な雰囲気だとかマスコミ対応だとかも、似たところがあるんです。
イチロー氏は少し上ですが、年代的にも私と近いということもあります。
一方で今や世界的なスーパースターである大谷 翔平選手。
もちろん私も大好きで応援していますが、先述の二人を含めて、これまでの日本人選手と比べてもやっぱり異質なんです。
その圧倒的な記録や実績もそうなんですが、その人間性だとか思考の部分についても他と一線を画すようなところがあるように見えます。
だから私はすごく気になっていたんです。
どうしたら大谷 翔平選手のような思考を持てるのか、ああいう人を育てられるのか・・・
彼の思考の原点はなんなのか・・・
そうした折、大谷 翔平選手が過去に中村 天風氏の著書「運命を拓く」という本を読んで影響を受けた・・・という記事を目にしたんです。
不純というか、ミーハーな感じに思われるかも知れませんが、まあきっかけなんてどうでも良いんですよ。
松下 幸之助氏や稲森 和夫氏も影響を受けているそうですので、そちらの名前を挙げた方が恰好良いのかも知れませんが、私はあくまでも大谷 翔平選手です!
そういった経緯で中村 天風氏に興味を持つことになりました。
で、この中村 天風氏はどういう人物か・・・
Wikipediaによれば
中村 天風(なかむら てんぷう、1876年7月30日 – 1968年12月1日)は、日本の自己啓発講演家、思想家、ヨーガ行者。実業家、大日本帝国陸軍諜報員、玄洋社社員。孫文の友人であり、中華民国最高顧問の称号も持った。天風会を創始し心身統一法を広めた。本名は三郎(さぶろう)。
学生時代に喧嘩で相手を刺殺、日清日露戦争当時は軍事探偵として活動する。戦後結核にかかり、ニューソート作家の著作に感銘を受けて渡米し、世界を遍歴。インドでのヨーガ修行を経て健康を回復し悟りを得たとされる。日本に帰国後、一時は実業界で成功を収めるも、自身の経験と悟りを伝えるために講演活動を開始。その教えを学んだ各界の著名人の中には、松下幸之助など日本を代表する実業家も含まれる。
とあります。
かなりザックリとした感じですので、詳しく知りたい方は調べてみてください。
ともかくなんかいろいろとすごい人みたいです。
ちょっと宗教的というか、スピリチュアルな匂いがするので、若干の抵抗感が無かったわけではありませんが、この本自体は氏の講話を文字起こししたような感じで、とても読みやすかったですよ。
まあ時代背景的な部分でそれをそのまま自分に置き換えて読み解くのは難しいですが、その心の持ちようなどは考えさせられるものがありました。
「怒らず、恐れず、悲しまず」
ストーリーがあるわけでもないですし、短くまとめて説明するのはやや難しい内容です。
まあ一言で分類すれば自己啓発本的なものではありますが、著者の実際の人生経験を基に書かれた内容であり、理解しやすくまとめてある本でした。
要は
・常に積極的な精神を持つ
・言葉を前向きにする
・感情に振り回されない
・心と体を整える
・運命は自分の心が作る
ということが重要であり、その心の使い方や置き所次第で人生は変わる・・・それが成功や健康、幸福を作る・・・という内容でした。
確かに読んでいると、なんだか元気が出るような気分になりますし、具体的に実践してみたいなと思うこともありました。
特に重要としているのが「積極的思考」というもので、これは私も強く共感するものでした。
つまり常に心が前向きでいること。
それが成功や幸福につながるのだ・・・ということです。
逆に消極的な思考ではそれらを実現することは出来ません。
「もう無理」「何をやってもダメ」「疲れた」「もう終わりだ」・・・そんなネガティブな感情に支配されていては、物事が上手くいくはずなんてありませんよね。
よって運命を好転させていくためにも、積極的な思考が必要である。
「大丈夫」「絶対できる」「必ず良くなる」こういった思考が大切であるということです。
氏の哲学が多くの経営者の方々に影響を与えているというのも、そういう部分だと思うんですよ。
経営者なんて本当に孤独で、常に不安で、得体の知れない恐れを感じているものです。
何も考えていない経営者でもない限り、どんなに強がっていたって殆どの経営者の本当の心の中なんてそんなもの。
そんな経営者の背中を押すように、経営やリーダーシップに強い影響を与えているのだと感じました。
「心が消極的な状態では、正常な判断が出来ない」
経営に於いては情報や知識、戦略ももちろん大切ではありますが、それよりももっと大事なのは心のコンディションである。
そしてその「心」は伝染する・・・
リーダーがネガティブな心持ちでは組織全体がネガティブな雰囲気になるし、逆にリーダーがポジティブに振り切っていれば組織の雰囲気も明るく前向きになる。
うん、それは確かにそれはそうなんだろうな。。。
そのような積極的な心を保つためには、3つの感情をコントロールしなければならない。
それが「怒り」「恐れ」「悲しみ」。
怒りによって人は判断力を失い、恐れによって挑戦する心が奪われ、悲しみによって行動力が落ちる。
それが冒頭の「怒らず、恐れず、悲しまず」というものです。
今日一日
怒らず 怖れず 悲しまず
正直 親切 愉快に
力と 勇気と 信念とをもって
自己の人生に対する責務を果たし
常に平和と愛を失わざる
立派な人間として生きることを
厳かに誓います
心を支配する者が人生を支配する・・・
心が変わる→行動が変わる→結果が変わる→人生が変わる
だから「人生は心ひとつの置き所」というわけです。
何か失敗をしても、「もうダメだ・・・」なんて消極的になるのではなく、「良い経験になった」と積極的に考える。
そうポジティブに考えていけば、人生は変わる・・・
そう説いている様な本でした。
確かに大変な時、苦しい時はネガティブな感情に支配されそうになりますよね。
そういう時ほど意識的に積極的思考を働かせるようにすべきだなと思いました。
ちょうど今、仕事の方もまあまあ大変な状況です・・・
そういう意味では、いいタイミングで良い本に出会えた感じ。
また事ある毎に、何度も読み返してみたいと思う本でした。
興味のある方は是非読んでみてくださいね。
ただ、あまり積極的に押せない点が一つだけ・・・
ちょっと「高過ぎる」んです、この本。
私のこれまでの人生で最も高額な本でした。
その額なんと¥10,780-
ひえぇぇぇぇ・・・・
まあ、あと10回読めば元は取れるかな。。。