ライバル

 

 今週、「ミスタープロ野球」と呼ばれた長嶋茂雄氏が他界されました。
野球界を超えた昭和のスーパースターです。
ショックを受けられた方も多いのではないでしょうか。
私もニュースを見て驚きました。

実は父が大の”長嶋ファン”。
”巨人ファン”というより”長嶋ファン”なんですよね。
なのでご子息(一茂氏)がヤクルトに入団した際には、父はヤクルトファンになっていたくらいです。。。

プレーヤーとしての成績も凄いのですが、私が生まれた時には既に現役を引退されていましたので、私のイメージは巨人の監督。
あとはいつも明るくて面白い人・・・という印象です。
・魚辺にブルー(鯖のことらしいです)
・ミートグッバイ(肉離れのことみたいです)
・この試合は1点でも多く取った方が勝ちでしょうね(どの試合でもそうです)
・開幕10試合を7勝4敗で行きたい(どこかの1試合で2勝しないといけませんね)
などなど、数々の”迷言”を残されてもいます。

プロ野球を国民的スポーツに押し上げたのも、他球団の選手やファンも含めて多くの人々を魅了し続けたのも、氏のポジティブな思考、常に勝ちにこだわって全力でプレーする姿勢、そしていつでもファンのことを一番に考えるプロ意識があったからのことだと思います。
また一人、大きな人を失くしてしまいました。
ここに心よりご冥福をお祈りいたします。

 

 

 好敵手

 

 

 そんな長嶋氏の好敵手と言えば野村克也氏でしょう。
私は結構好きな監督でした。
やはり私の印象は「巨人の監督 vs ヤクルトの監督」という構図ですが、現役時代に対戦した時にも数々の逸話が残されています。

捕手 野村克也と言えば「ささやき戦術」が有名です。
例えば打席に立った選手に
「ちょっとバッティングフォームが崩れてるんじゃないか?」
なんてささやく・・・
そうするとバッターはそれに動揺して本当にフォームを崩してしまうんだとか。

バッター長嶋。
捕手の野村は「次はスライダーを投げる」とささやき、ピッチャーにはストレートを要求します。
そして投じられたストレートを、長嶋は見事打ち返してホームラン。
その後長嶋は「本当にスライダーを投げちゃダメじゃないか!」と野村に言ったそうです。。。
本当に天性の「感覚」でやっていたのでしょうね。

その野村氏は
「自分をこれまで支えてきたのは王や長嶋がいてくれたからだと思う。彼らは常に人の目の前で華々しい野球をやり、こっちは人の目のふれない場所で寂しくやってきた。悔しい思いもしたが、花の中にだってひまわりもあれば人目につかない所でひっそりと咲く月見草もある」
と語っていたそうです。

常に意識し、競い合うことで自分を高める。
とても良いライバル関係だったのでしょうね。

 

 

 切磋琢磨

 

 

 そういえば今週はサッカー日本代表のゲームもありましたね。
でも相変わらず「アウェー戦」ということで民放の中継は無し・・・
本当に頭に来ますね。
くだらない番組ばっか作るぐらいなら、その予算をこっちに回してほしいものです。
それが無理でも、せめてNHKでは中継すべきだと思いません?

 

 それはさておき・・・
今回の2試合は、既に本戦出場を決めている日本代表にとってはいわば消化試合。
とは言え本戦に向けてチームを更に強化しなくてはなりませんし、本戦を有利にするために「ポット2」には何とか入りたい。
その為にも、やっぱり勝たなければならない大事なゲームです。

選手層を厚くするということで、今回は前回から14名も選手を入替え、スタメンも11人の内9人が初先発でした。
これだけ「総取っ換え」みたいにしてしまうと、「主力組との融合」なんてのは望むべくもありません。
(大丈夫かな・・・)
なんて心配していましたが、案の定相手のブロックを崩し切れず、0-1で敗れてしまいました。
非常に残念ですね。。。

ただ私はダイジェストでしか見ていませんが、そんな中でも光るプレーをしていた選手もいたみたいです。
次も使われるようなら、是非とも「結果」を出して貰いたいものですね。

若手の”突き上げ”はチーム力の底上げには必要不可欠です。
本戦、特に決勝トーナメントでは、ターンオーバーをしながら戦う必要がありますからね。
誰が出ても戦力を落とさないで戦えるチーム作りの為にも、若手選手の台頭に期待したいところです。

そうすれば現在の主力組だってうかうかしていられません。
同じ実力ならば若い方を使うのが定石です。
競い合い、切磋琢磨することで、個の能力とチームの総合力を上げていけば、ベスト8突破も見えてくる気がします。
「歴代最強」の呼び声高い日本代表ですからね。
本大会で最高の景色を見るためにも、次の一戦も頑張って欲しいと思います。

 

 

ライバルがいることで得られる相乗効果は、何もスポーツに限ったことではありません。
私たちの仕事にだって通ずるものがありますよね。
企業間の競争、社員間の競争・・・
ライバルと競い合うことで自らを高め、より高いところに到達することが出来るようになります。

ちょうど今週、あるスタッフともそんな話をしました。
上位職を脅かすような活躍をして欲しい。
それが上位職に危機感を持たせることになりますし、組織の活性化にも繋がるはず。

新たに入社される方についてもそうです。
そういう人の頑張りが、現有戦力にも火をつけることになりますからね。
何となく現状維持・・・みたいな緩んだ空気があるのだとしたら、そんなものは一刻も早くブチ壊さなければなりません。

やはりそこにも、ライバルとの「適切な競争」は在るべきです。
それを糧に、みんなが成長を目指せるチーム作りを進めていきたいと思います。