
先週末、一泊のキャンプに出掛けてきました。
行ってきたのは長野県飯田市のオートキャンプ場です。
ロケーションとしてはとても良い所だったのですが、夜はあいにくの雨模様・・・
天気が良ければ満点の星空がえるところだそうで、それはちょっと残念でしたね。。。
私はアクティブな「アウトドア派」という訳ではありません。
今だって家に引き籠って、一日中映画を見たりゲームをして過ごすことだってよくあります。
でもキャンプは好きなんですよね。
子供の頃にも何度か連れて行ってもらったし、楽しい思い出もたくさんあります。
でもキャンプが本当に好きになったのは、バイクで旅に出かける様になってからだと思います。
きっかけは1997年に開催された「HARVEST TIME TRIBUTE」というイベントに参加したことでした。
今では伝説となったハーレーダビッドソンのミーティング。
ミーティングというか、あれは当時のカリスマ的カスタムショップである「Motorcycle DEN」主催のカスタムバイクショーという建前だったかな・・・
5回しか開催されませんでしたが、私が参加したのはその最終年でした。
日本中から集まった数千台のハーレーが並ぶ光景に圧倒されたのを、今も鮮明に覚えています。
それからですね、キャンプが好きになったのは・・・
でも最近のキャンプブームのそれとは、ちょっと違うんです。
だって最近のキャンプって、もう装備がすごいじゃないですか。
私からすると「そんなの必要?」って感じなんです。
無駄に快適さを競い合っているみたい。。。
そもそもバイクにはそんなに荷物は積めません。
だから必要最低限の物しか持って行けないんです。
だけどそこには「不自由を楽しむ」みたいなところがあるんですよ。
もちろんトラブルやハプニングもありますよ。
でもそういうのも楽しまないともったいないじゃないですか・・・
ということで、今回はそんなバイク旅の思い出話。
ついこの前の様な気がしていましたが、もう24~5年も前のことなんですね。。。
誤解しないで!

先述の「HARVEST TIME TRIBUTE」でミーティングの楽しさにハマり、それからいくつかのミーティングに出掛ける様になりました。
その頃は基本一人旅。
でも行った先で色々な人と出会えて、そういうのも楽しみの一つでした。
当時の私は「VIBES」という雑誌を愛読していました。
月刊のバイカーズマガジンです。
その中にミーティングの情報があり、近場(岐阜県~長野県辺り)でやっているミーティングを見つけては出掛けていた感じです。
そこで見掛けてどうしても行きたくなったのが、そのVIBES誌主催の「VIBES Meeting」。
毎年開催場所が変わるのですが、その年(1999年)の開催地は青森県でした。
(遠いな・・・)
とは思ったものの、
(でも行きたい!!)
が勝ってしまうんですね。。。
旅行でも東京から先へは行ったことありません(HARVEST TIME は富士天神山スキー場でした)。
当然ナビなんかありませんので、全国地図を買って下調べ・・・
やや不安な気持ちはありましたが、とにかく行く事は決定!
その頃、高校時代のバンドのメンバーもハーレー乗りだしたので、二人で行く事になりました。
「14~15時間あれば着くんじゃねぇ?」
なんて曖昧な感じで早朝に集合して出発。
小牧ICから高速に乗って、東へ東へ・・・
しかし途中、私の腰が神奈川辺りで限界に来てしまいます・・・
ローダウンするためにリジッドサスを組んだのが間違いでした。
ああ、簡単に言うとリヤサスペンションを「鉄の棒」に替えてしまったということ。
クッションが全くないので、ショックが全て跳ね返ってきてしまうんです。。。
でももうそこまで来ると引き返すことも出来ません。
一人なら別ですけど、友人もいますしね・・・
「とにかく行くしかない!」
意地になって前進しますが、50~60Kmごとに休憩する始末。
東北道に入る頃には、辺りはすっかり暗くなってしまいました。
「ちょっとヤバいな・・・」
入場できるのは確か22時がリミットです。
近隣住民やキャンプしている参加者への騒音対策で、深夜はエンジンをかけるのもNGとなっていました。
「とにかく急ごう!」
北へ北へ・・・
いや、東北道は舐めちゃいけませんね。
さすが全長日本一の高速道路です。
長い・・・
岩手県なんか、もう永遠に続くんじゃないかってくらい岩手県のまんまです。。。
加えて寒い・・・
10月の東北は想像以上に寒かった。。。
途中からジーンズを2枚重ねで履いて、ライダースの中もパンパンになるくらい着ても寒いんです。
眠いし腰も痛いし・・・
もう泣きそうになりながらも北上を続けました。
結局青森ICに着いたのは23時前・・・
もうその時間からは会場には行けません。
「もうしょうがないから、まずは寝床を探すか・・・」
周辺でのキャンプも禁じられていましたので、宿泊施設を探さなければなりません。
でも今と違ってスマホも何も無い時代。
探そうにも手段が無いんです。
「どうする・・・?」
途方に暮れていると、
「あそこに交番あるから、聞いてみよう!」
と相棒。
取り敢えず交番で聞いてみると、近くに健康ランド、もう少し行くとホテルがあるとのこと。
「寒いし、取り敢えず行くか・・・」
僅かな期待を胸に健康ランドに向かうと、想像以上のすごい人・・・
結局そのまま進んで、教えて貰ったホテルに向かうことにしました。
ドッドッドドッ
重低音を響かせて暗闇を走る2台のハーレー・・・
「ホントにこっち!?」
「たぶん・・・」
もう二人ともクタクタで、ほぼ思考停止状態です。。。
しばらく行くと遠くにネオンの灯った建物発見!!
「あったぁぁぁ!!!」
心躍ったのも束の間、近づくにつれ・・・
「アレってさ・・・」
「オウ・・・」
「ラブホだよな・・・」
「ああ・・・」
「どうする?」
「どうって・・・・・」
ドッドッドドッ
ラブホテルの駐車場に響く重低音・・・
「もうここしかないなら仕方ないな・・・」
ロン毛に革ジャン(夜なのにサングラス)の怪しい二人がラブホテルに降臨しました。
出てきたカップルの視線が痛い・・・
別に堂々としていれば良いんですが、なんだか人に見られたら恥ずかしい気分になってしまいます。。。
入り口を探して辺りを見回していると、エンジン音に気付いて出てきたスタッフさんに遭遇・・・
思わず
「違う違う!」
「本当!俺らそういうんじゃないから!!」
「絶対何もしない!!!」
「そうそう!そんな気全っ然無い!!」
なぜか必死に弁明を続ける二人のバイカー・・・
「別にウチは良いですよ♡」
にやけた対応のスタッフ・・・
(今こいつなんて言った?)
(何が「良い♡」んだ?)
ブツブツ言いながらも、なんとか寝床にありつくことができました。。。
いや、本当に何もないですよ!
じゃんけんして、ちゃんとソファーとベッドに分かれて寝ましたから!!
なんか言えば言う程変な感じになりますね。。。
ともかく、翌朝には宿(ラブホテル)を出発して会場入り。
でも帰り道の事も考えて、その日のうちに帰路につきました。
「明るいうちに東北道は抜けよう!」
「もう寒いのはごめんだ!!」
ちょっと準備不足が過ぎましたね・・・
散々だった、初の東北遠征でした。。。
逃げろ!!

翌年、「今度こそちゃんとキャンプしようぜ!!」
そう言って向かった先は、VIBES Meeting 高知でした。
「四国ならそんなに寒くもないよな!!」
そう楽観もしていたんですけどね。。。
当日は訳あって別々に出発することになりました。
合流場所は「瀬戸大橋」手前のSAだったかな・・・
後から出発した私も、とにかくそこへ向かって急ぎます。
確か道中少し雨にも降られたり・・・
そんなに天気の良い日ではなかったと記憶しています。
合流地点に着いたのは午後。SAの片隅に見覚えのあるバイクと傍らに張られたテント…「降ってきそうだし急ごう!」
荷物を片付け、そうそうに現地に向かうことにしました。
初の四国上陸です。
これまでバイクの旅でなくても四国に渡ったことはありませんでした。
2台並んで橋を渡るハーレー・・・
結構風が強く、真っ直ぐ走るのもちょっと難しい感じで少し怖かったのを覚えています。
四国に渡ってからは高松自動車道とか高知自動車道だったかな・・・
もう24年も前の事なんで忘れてしまいました。。。
まあとにかく、青森に比べたら近いもんです。
夕方には現地に着くことが出来ました。
ついて最初の印象は・・・
(えっ・・・ここでやるの?)
って感じでした。
だって河原というか中州というか・・・
とにかくゴロゴロした石が転がっている様な場所。
(ここ寝れるか?)
そんな感じのところでした。。。
まあとはいえ折角来たのですから楽しまなければ損です。
テントを張って食事を作って・・・
散々呑んで酔っ払って、私は早々に寝てしまいました。
そこまではいつも通り・・・
確か3時くらいだったかな・・・バイクのエンジン音で何となく起きてしまいました。
(なんだこんな夜中に!)
少し苛立っていた私のテントに相棒が飛び込んできます。
「ヤバい!水が来てる!!」
急いで外に出てみると
「逃げろ!」
「撤収だ!!」
と怒号が飛び交っています。
「えっ!?何コレ!」
川の水がどんどん増水してきています。
とにかく急いで荷造りをして避難しなければ・・・
起きるのが遅かった私は完全に出遅れていました。
そうこうしている内に足元は水浸しです。
「ヤバい!ハマった!!」
「おい!そっち押せ!!」
あちこちでスタックしていたりコケていたり、もうカオス状態です・・・
ドッドッドドッ
荷造りを終えた私が急いで走りだそうとしたところ、私もハマってしまいました・・・
ドッ ゴボッ ゴボボッ
マフラーに水が入って来る位の水位。
「押せ押せ!!」
焦ってテンパっている私のバイクを、相棒達が押し出してくれてなんとか避難することが出来ました。。。
早朝に一斉に避難する数千台のハーレー・・・
いや、本当に酷い状態でしたね。
最後までそこに居たわけではないので分かりませんが、みんな無事だったのかな・・・
そんなこんなで逃げるように四国を後にしました。
2年続けて散々のミーティング。
最悪の四国初遠征でした。。。
でもそれもこれも、今思えばいい思い出です。
そういう経験があるので、旅先で少々のトラブルに見舞われても余裕を持って対応できるようになりました。
「むしろそれを楽しんでしまおう!」
そんな感じです。
その後も近場の岐阜や長野にも引き続き行っていましたが、秋田、広島、香川なんかにも行きましたよ。
また行きたいなぁ・・・
色々思い出していたら、ウズウズしてきちゃいました。
でもその頃一緒に旅に出ていた友人は、もうバイク降りちゃってるんですよね。。。
かく言う私も最近は全然乗れていません。
たまには乗ってあげなきゃな・・・
これから涼しくなれば、絶好のツーリングシーズンですしね。
またどこかへ出掛けたら、ここでも報告させて頂きたいと思います。
お楽しみに!!