兼務

 

 

 来週から少し体制が変わることになりました。
と言っても、ある部門を管掌する管理者が変わるというだけですけどね。
ある人が兼務していた職務の任を解き、別の人がそれを兼務するという形になります。

まあ私たちの様な少人数でやっている会社では、ある程度の「兼務」はやむを得ないところがあります。
会社の大小、人数の多い少ないに関わらず、その業務内容によってやるべきことに大きな違いはありませんからね。
そうすると必然的に一人二役、三役やらなければ、業務が回らなくなってしまうものです。。。

きっかけは工場長からの提案でした。
「全体最適に適う人員配置」という観点から、ここのところずっと考えていたそうです。
で、昨日当事者と話をしてみたところ、本人も「助かります」ということだったそうで、役割分担を整理し直すことになりました。

その後関係者全員で集まって打ち合わせをした結果、早速来週から実行することになりました。
現状に問題があり、何かを変える必要があるのなら、やるのは一刻も早い方が良い・・・
そうやって直ちに実行に移せるのは、当社の良い部分の一つかも知れません。

 

 

 質を上げる

 

 

 「兼務」はやむを得ない部分がありますが、そうしなくても良いものであればそうしないに越したことはありません。
そりゃあそうですよね。
だって否が応でもその人が掛けられるリソースは分散してしまいますので・・・

瞬間的にエネルギーをかければ、確かに全部に全力で取り組むことが出来るかも知れません。
でもそんなのは長続き出来るはずないんですよ。
もちろんその人の能力や、要求される仕事の量、質にもよりますけど・・・

例えば三つの職務を兼任している場合、その人が頑張って100%の力を発揮したとしても、一つ一つには30%ちょっとしか力を注げません。
均等にやってですよ。
もしその中で優先度の高い職務があったとして、それに70%の力を注いでしまえば、残りの二つには15%ずつしかその力を割けなくなってしまうことになります。
そうなったら、残りの二つについては平時の半分以下の仕事しか出来ないということになってしまいますよね。
というか、15%ならほとんど”何も出来ていないのと同じ”と言っても過言ではないかも知れません。。。

 

 だからまずはその三つの掛け持ちを二つにしてみる・・・
そうすれば一つ一つに掛けられる力の比重は上げることが出来るはずです。
まあそんな単純な話ではないことは百も承知ですが、簡単に言えばそういうことになります。
両方に均等にエネルギーを注いだとしても、それぞれ50%ずつですから。。。

その負荷の軽減によって期待される効果は「業務品質の向上」に他なりません。
本来やるべきこと、本人が要求されていることの「質」を上げるということです。
それが出来なければ、「ただ仕事が減って楽になっただけ」ですからね。
今まで以上に業務の質を上げて、相応の成果が上げられることを期待しています。

 

 

 環境が人を作る

 

 

 ただ一人の兼任業務を減らすということは、同時に他の誰かがそれを担う必要が生まれることを意味します。
そもそもその職務が無くなった訳ではないですからね。
結局それは誰かがやらなければならないんです。
そして当社の様な少人数でやっている会社であれば、それを別の誰かの「兼務」で埋めることになります・・・

ただその「兼務」も悪いことばかりじゃありません。
それによって思わぬ相乗効果が発揮されることだってあるんですよ。
今回の件、私はそちらに対する期待の方が大きいところもあったりします。

 

 今までは連続する二つの工程を、それぞれ別の管理者が管理していました。
でもそれを今度からは一人が見ていくことになります。
端的に言えば、部門間にあった「垣根」が自動的に取っ払われるということ。
これが上手くいけば、劇的に仕事がやり易くなる可能性を秘めているんじゃないかと思っています。

工場自体が別々で、仕事が始まれば双方ほとんど顔を合わせることも無いようなそれぞれの工程。
なんとなく「アッチが・・・」「ソッチは・・・」みたいな感じにもなりがちでした。
そういうのが嫌だから「たまにはみんなで飯が喰えるように・・・」と「ランチの日」をやったりもしています。
それでも日常業務の中では多少の利害というか、双方の理解不足などが発生してしまうんですよ。

でもこれからはそれを「一人」で管掌していくことになります。
「部門の壁」が無くなって、本当の意味で「オール沖壱」の体制で挑むことが出来れば、こんなに力強いことはありませんよね。
1+1を3にも4にも出来るような、そんなシナジーが生まれることを期待しています。

 

 もちろん新たに両方を見ることになる人は、それなりに大変になる部分もあると思います。
ああ、逆にやり易くなる部分も大いにあるとは思いますけどね。。。
でも単純に部下も倍増するわけで、業務量も今より増えることは間違いありません・・・

不安要素が無いわけではないんです。
ここでは詳しくは言えませんが、懸念されることは本人にも伝えました。
でもきっと彼なら越えられると思うんです。

最初は悩んだり、苦労することもたくさんあると思います。
でもそれこそが「成長の糧」となる筈です。
「環境が人を作る」って言うじゃないですか。
その時その時で正しいと思うことを、自分自身と周囲の仲間を信じてやり続ければ、自ずと結果はついてくるものだと思います。
私も最大限サポートしますので、来週から心機一転頑張っていきましょう!!

 

 

 

 若手への責任と権限の委譲。
なかなか上手くいかない会社さんが多いと聞いたりしますが、どうなんでしょうね・・・
多くの場合、結果的に責任だけを負わせてしまっているのがマズいんじゃないかと思いますけど。。。

私自身も、齢27にしてこの会社を引き継ぎ、代表になりました。
「好きにやれば良い」なんて言われましたけど、最初はいろいろと迷ったり悩んだりで大変だったんですよ。
当然最初っから今みたいなこんな感じでやれていたわけでもないですしね・・・
ただただ”がむしゃら”にやってきたことが、今の私のスタイルを作ったんだと思います。

そんな私だからこそ、「最初から完璧になんて出来るわけがない」ということを身をもって知っているんです。
失敗したりトラブルが発生したり、最初はいろいろあると思います。
でもそれらを越えていく過程で、周囲に認められ、少しずつ信頼を得ていけばいいんじゃないかな。。。

来週は朝礼からやり方を変えるみたいです。
どんな感じになるのかな・・・
ワクワクしてしまいます。。。

 

 そうそう、今回の件、先週チラッとブログに書いた件とは全くの別件ですよ。
あれはあれでどうしたものか・・・という感じですが、そちらも折を見て考えていかないといけないのかな・・・
まあソレもコレも、来週からの新体制で好転していけば言うことないんですけどね。。。