「”大きい”男にならないかん!会社はお前の”器”以上にはならんのだぞ!」
その昔、大変お世話になった方に言われたことを、ふと思い出しました。
かれこれ20年くらい前のことだったかな・・・

その方は私より一回り年上で、最初に出会ったのは私が17~8歳の頃でした。
当時の関係は、私がアルバイトでその方はそのお店のマスター。
その頃からとても地頭が良い方という印象で、勝負勘(博才)に優れ、非常にエネルギッシュな方でした。

「このままこの店だけで終わりたくない」
そう言って店の権利を譲って新たに事業を立ち上げ、さらに業種を広げて様々な業界へ参入し、大きな財を成した成功者。
やり方は賛否両論あるでしょうが、いわゆる「やり手」の方です。
見ていて私がすごいな・・・と思ったのは、「損切りの上手さ」でした。
「これはダメだ」と思った事業について早々に撤退する様は、なかなか出来るものじゃないよな・・・なんて思ったものです。

 先日その方から久々に電話がありました。
「今何してるんですか?」
と聞いたところ、今はそれなりの不労所得を得て、悠々自適なFire生活を楽しんでいるとのこと。
「今まで人一倍頑張ってきたしな!」
と言って、電話の音が割れるくらい大きな声で笑っていました。。。
(やっぱデカいな・・・この人凄いわ・・・)
私も少し元気を分けて貰った気がします。

 

 

 枷

 

 

 「ちょっと話があるんですけど」
そう言ってある人が私の部屋にやってきました。
「何かあった?」
そう聞くと
「いや、ちょっと思うところがあって・・・」

話を聞いてみると、その人はある部門の現在の体制に強い危機感を感じていて、それ正す為には「変化」が必要だと考えているとのこと。
ここではあまり詳しく書けませんが、要約するとそんな感じです。
そして、その人なりに今考えていることを話してくれました。
現状の問題点、それを解決する方法などについて。

不平不満や愚痴みたいなネガティブな話ではなく、どちらかと言えばポジティブな話ですよ。
その人が危惧しているのは、「このままでは若手の成長が阻害されてしまうのではないか・・・」ということでしたから。。。

 

「組織はリーダーの器以上には伸びない」
「部下は上司の器以上には成長しない」
これは必然です。
そして言い換えると、
「ダメなリーダー(上司)は組織を壊し、部下の成長を阻害する枷となる」
とも言えます。

その人の意見や考え方を聞き、私も私なりの考えを話しました。
「もっと高い視座で全体を俯瞰し、長期的な視点で考える必要があるんじゃないか」
「ダメなものを切り捨て、首を挿げ替えるだけでは本質的な解決にならないと思う」
「現状でダメだと断ずるのではなく、リーダーとして成長させる努力をもっとすべきではないか」
みたいな内容です。

 

 もちろんそれでもダメなら、その枷は外してやらなければなりません。
若手の成長は、会社の成長のエンジンですからね。
そういう意味では、今回問題点を共有できたことは有益だったんじゃないかと思っています。
これからは、私もその人にリーダーとしての器があるのか、より注視していくつもりです。

 

 

 高が知れてる…

 

 

 現在当社は協力工場の新規開拓を進めています。
既に当社の生産管理のスタッフが訪問させて頂き、新たにお手伝いして頂けそうな会社さんともご縁を頂きました。
ご対応くださった方々、お忙しい中ありがとうございました。 

 以前から当社の仕事内容を伝え、どこか出来そうなところはないかとあちこちに声を掛けていたんです。
するとその中で
「何社か興味があると返事貰いましたので、紹介させてください」
との回答を頂きました。
で、早速当社の生産管理の担当者がアポを取り、今週何社か訪問させて頂いたわけです。

 

 ただそんな中、(なんだかなぁ・・・)みたいな会社さんもあるんですよね・・・
”あるある”ですけど。。。

まあ報告を聞いただけなので何とも言えませんが、やたらと”マウント”を取ってくる人がいる会社があったそうで、
「ウチは何倍もの利益率でやってるから」
「見積もりの仕方教えてやろうか?」
「なんならウチが仕事出してやっても良いけど?」
みたいな・・・
「興味がある」と言われたから来ているのに、その人は一体何がしたかったんでしょうね。。。

 そもそも利益率なんて言うのは、企業規模や市場規模、ボリュームや業界相場で”まちまち”なものです。
例えば1000万円で10%の利益、1億で3%の利益、果たしてどちらがいいのか・・・
利益率は1/3以下でも、額面では3倍の利益です。
当然1億で10%の利益が取れればいいんでしょうが、そんなビジネスがあれば、よほどニッチな事業でない限り、すぐに「レッドオーシャン」と化して利益率は低下せざるを得ないのが市場原理というもの。

結局それはその会社、その経営者の価値観でしかないんですよ。
私はどちらが正しいとかそういう話をするつもりもありませんが、自分だけが正しくて相反するものは間違っていると決めつけるのは、視野が狭いにも程がある気がするんですけどね。。。

 

そのスタッフには少々嫌な想いをさせてしまったかな・・・
おかしなところに行かせてしまってごめんね・・・

そういう器の小さい奴ほど自分を大きく見せたがるものです。
弱い犬程・・・って言うじゃないですか。
そんなところは所詮高が知れていますので、相手をする価値もありませんよ。。。

 

 

 

 翻って、私はどうなんだろうか・・・
ついそんなことを考えてしまいます。
あの頃より「器」の大きい男になれているのかな。。。

自分ではよく分かりません。
寛容さという部分では、以前より成長している気はしますけど。
でも未だに「売られた喧嘩は全部買ってやる!」みたいなところもあるんですよね・・・

もちろん、まだ自分自身にも「伸び代」はあると信じています。
だからもっと成長しなければ・・・
私たちが目指す先は、もっともっと高いところにあるんですから。。。