
「最近の若いモンは!!」
そんなこと言うつもりはありませんよ。
だって当社には、若くたって強い責任感や熱意をもって、頑張って職務に励んでいるスタッフはたくさんいますからね。。。
それに、そういう方は自ら早々にドロップアウトしていってしまいますが、年配の方でも無責任で非常識な方はたくさんいらっしゃいました。
まあ、つまりは年齢じゃないんですよ・・・
私自身はあまりそこに重きを置いていませんが、一般的に中途採用では「妻帯者が良い」なんてこともよく言われます。
むむむ・・・
そうとも言い切れないんじゃないかなぁ。。。
現に独身の方でも強い使命感や目的意識をしっかり持って仕事に取り組んでいるスタッフは当社にもたくさんいます。
逆に、そういう方もだいたい離脱していってしまいますが、妻帯者であってもいい加減でチャランポランな人だって何人もいらっしゃいました。
つまり何が言いたいかと言うとですね、年齢とか生活環境とかはある程度大事な要素であることには変わりありませんが、結局はその”人物”だということです。
言い換えるとその人物の仕出かした不始末というのは、年齢や環境などではなく、その人自身の問題であるという事。
分かるかなぁ・・・M君。
君の行為は「若さ故」で許されるものではないよ?
そしてその「逃げの姿勢」は、君の果たすべき「責任」から逃げているのと同義なんだけどなぁ。。。
まだ来ていません・・・
毎月第一営業日の朝には全体朝礼を行います。
先月の実績報告や当月の生産計画など、だいたい20分くらいかけてのミーティング。
前月の中途入社の社員や当月入社の方がいれば、冒頭で紹介するのも恒例行事です。
「あの・・・まだM君来てないですけど・・・」
朝礼直前で少し焦った感じの総務スタッフ。。。
「まあこの時間は渋滞も凄いし、その辺が計算できてなかったかな・・・」
国道や幹線道路、高速のインターも近くにある事で、当社周辺の道路は朝夕の通勤時間には相当渋滞してしまいます。
「まあすぐ来るだろうから、先に始めようか」
この段階では私も他のスタッフも「遅刻」だと信じようとしていました。
「大丈夫ですかね・・・」
結局朝礼が終わっても出社してきていません。
「電話連絡は?」
「無いです・・・」
「寝坊とか??」
「事故とかって可能性もあります???」
「・・・念のため携帯に電話してみて」
結局電話にも応答なく、留守電にメッセージを残して、折り返しの電話を待つことになりました・・・
1時間経っても連絡はありません。
「これはやられたかも知れないね・・・」
「やっぱりそうですかねぇ。。。」
結局その後、折り返しの電話はありませんでした・・・
他のスタッフには言っていませんでしたが、なんとなくそんな予感はあったんです。
「今の会社が・・・」「妻が・・・」

そもそもM君は5月入社の予定でした。
3月中旬の面接の際に、転職時期について質問すると
「今の会社からは4月一杯は残って欲しいと言われています」
との回答。
「わかりました」
こちらとしては一日でも早い方が良いという想いはありましたが、やはりキレイに辞めてきて貰わないと困ります。
それに
「すぐにでも!」
と言われても、作業服や支給品の購入手配もありますので、ある程度時間は必要ですからね。
採用内定の連絡時にも「5月入社でお願いします」とのことでしたので、
(4月に入ってから準備すればいいか)
なんて呑気に構えていた3月末・・・
「辞めるんだったら明日から来なくていいと言われました・・・4月1日入社にして貰って良いですか?」
「えっ!?」
電話を受けた総務スタッフが、慌てて相談に飛んできます。
(あれ?4月末までって言われてるんじゃなかったっけ??)
そう思いはしましたが、本人も想定外のことでテンパっている様子・・・
ご家族もある身ですので、収入が途切れない様に、ここは何とかしてあげなければなりません。
「取り敢えず4中旬入社予定の人の分で凌ごうか・・・」
そういって急遽4月1日入社できる様に、急ピッチで段取りを進めました。
予定外の入社前倒しを翌日に控え、ロッカーや下駄箱の掃除などをバタバタ進めていた総務スタッフのもとに、再びM君から電話がありました。
「妻が転職に反対していまして・・・」
「ええっ!?」
またまた慌てて私のところに相談にくる総務スタッフ・・・(だいたいそうでなくてもこのスタッフはいつも走っています)
「給与が確定していないのはおかしいって言われているそうです」
「でも試用期間の話とその確定金額は伝えてるし、その試用期間での評価で正採用時の給与が確定するって、給与体系については面接の時に説明したよね?」
当社は採用の時も昇給や昇格の時も、スキルマップなどで考課を実施して、そのポイントによって号俸(等級)が決まって給与が確定するシステムです。
「もう一度説明してみます」
「・・・」
「今度は最低保証金額について聞かれています」
「えっと逆に質問なんだけど、ウチの求人広告見て応募してきてるんだよね?それにハッキリと書いてなかったっけ?その上で応募してきてるんじゃないの??」
さすがの私も、ちょっとイラっとしてきてしまいました。。。
「それに面接の時に最低希望金額をこちらが質問しても、ハッキリしなかったのはM君でしょ?求人広告の通りですとしか言いようがないけど?」
金銭的なミスマッチを避ける為、面接の際には必ずしている質問です。
「そうですよね・・もう一度話してきます・・・」
「・・・」
「どうだった?」
少し気になったので聞いてみると、
「理解はしてもらいました。”分かりました”とおっしゃってましたよ」
「そっか、まあ明日ちゃんと来てくれればいいけどね」
「そうですねぇ。。。」
揉める様な感じではなく、質問に丁寧に答えたという感じだったらしいので、まあ大丈夫かな。
大丈夫だと思うけど。。
大丈夫だといいな。。
いや、大丈夫じゃないかも。。。(全体朝礼に続く・・・)
アドバイス
まあこのブログを読むとは思えませんので、参考になんてなるはずもないんですけどね・・・
でも今後のM君の為に、少しだけアドバイスなんかしておきたいと思います。
1.支給されたものは返そう
君に渡したものは、当社で仕事をする為に必要なものとして支給したものです。
そしてそれは、当社のスタッフが必死に手を動かし汗をかいて稼いだ売り上げから、経費として出費したものです。
だから返してください。
気まずければ郵送でもOKですよ。
誤解しないで貰いたいのは、それは君にプレゼントしたものではないという事です。。。
どうしてもウチの作業服が欲しいのであれば、別途ご相談ください。
2.大人として、社会人としての「筋」は通そう
君の二転三転する姿勢に振り回された人がいます。
止むを得ない事情があったにしても、連絡の一つくらいはすべきですね。
若いと言っても20代も後半に差し掛かる立派な社会人ですから、それくらいの一般常識は身に付けておきましょう。
実は世の中の中小企業の経営者は、私の様な「仏の心」を持った穏やかな人間はごく少数で、現実は超ワンマンか反社的思考の人が多いんです(というかほとんどです!!)。
普通に生きていこうとするのであれば、あまり恨みを買ったり敵を作ったりするのは得策ではありませんよ。
3.次の面接は同伴がオススメ!
今後の転職活動では、事前に家族に求人広告を見せて相談の上、転職に対する理解を得ておきましょう。
その上で面接に挑み、事前に質問内容なんかもまとめておいた方が良いと思います。
それに自信が無いのであれば、奥さん同伴で面接に挑んでみるのも良いかも知れませんね!
恥ずかしがる必要はありません。
無断で入社ブッチの方が余程恥ずかしいことなんですから。
「三者面談」だと思えば、大丈夫ですよ! きっと・・・
それでは、引き続き転職活動頑張ってくださいね!!