私にはこれといった趣味はありません。
強いていえばアクアリウム(海水魚やサンゴの飼育)でしょうか。。。
だから逆に、多趣味な人に無条件に憧れてしまう傾向にあります。
例えば所ジョージさんなんか、すごくかっこいいなぁ・・・なんて思うんですよ。
男性の方は特にあんな生き方に憧れを持つ人は多いんじゃないでしょうか。
それなりに歳を重ねても、自由に、楽しんで生きている感じがしますよね。
私も若い頃は持て余すほどに時間もあって、アレコレと色々やってみたものです...
学生の頃からハマっていたものもありました。
でも歳を重ねれば「自分の時間」というものが次第に削られていき、そういった好きなことに使える時間はどんどん少なくなっていくものですよね。
これはとても残念なことですが、一般的にそれなりの社会的責任など公私ともに背負うものが増えていけば、それは仕方のないことなのかも知れません。
そんな感じで置き忘れてきてしまった夢の欠片・・・
今となっては触れることも少なくなってしまい、埃を被って眠ってしまっているアイテムの数々・・・
今回は私のそんな逸品たちを紹介していきたいと思います。
Guitar

私が初めてギターに触れたのは、小学校低学年の頃だったと思います。
家の片隅にあった、古いアコースティックギター・・・
家族の誰もギターを弾けませんでしたので、未だになぜあれが家にあったのかは謎のままです。
当然誰も弾き方を知りませんから、どうやって弾くのかなんて教えてもらえません。
幼い私には、それは音の鳴る”大きなおもちゃ”に過ぎず、たまに適当にジャカジャカ掻き鳴らしているだけでした。
小さい頃から歌うことが大好きだった私が、中学生になる頃に音楽に興味を持ち出したのは必然です。
お年玉を貯めて、初めて自分のエレキギターとアンプを買ったのもこの頃でした。
聞いたこともないようなメーカーのギター・・・
確か黒ベースに綺麗な青のグラデーションが入った、「初心者入門セット」だったと記憶しています。
一緒に初心者用の教本も付いてきたので、それを見ながら毎日練習したものです。
高校に入ると、同級生の友人たちとバンドを組むことになり、私はヴォーカルとして参加。
「THE BLUE HEARTS」のコピーでライブをやったりもしました。
その後他のバンドから誘いを受け、掛け持ちで歌ったりもしていたんです。
「Mr.Big」「Aerosmith」「Guns N’ Roses」などのハードロックに始まり、「Extreme」などのファンクメタル、「Green Day」「The Offspring」「Rancid」「Pennywise」など、当時流行っていたメロコアなんかもやっていたっけ・・・
でもこの頃はヴォーカルがメイン。
次第にギターを弾く機会も減っていきました。
高校を出て一人暮らしを始めてからも、常に部屋にギターはあったんです。
中学生の頃の友人のお兄さんに譲ってもらったGibsonのレスポールと、謎のアコースティックギター(実家にあったのとは別のものですが、私の周りにはなぜか気付くとアコギが湧いてるんです)。
でもそれは、たまに友人と家でお酒を飲んだりしている時に少し弾いて歌ったりする程度。
基本的には「インテリア」と化してしまっていました。
そしてそれらのギターも、その後引っ越しを何度かしているうちに、気付いたら無くなってしまい・・・
写真のギターは、初めて自分で買ったアコースティックギターです。
今現在私が所有する唯一のギター。
きっかけは友人の結婚式で弾き語りをすることになり、「どうせ買うなら・・・」と奮発して購入したものでした。
Gibson の「Southern Jumbo」というギターです。
アコギ界の二大巨頭の双璧を成す、Martinのアコースティックギターとどちらにしようか迷いに迷ったんですけどね。。
試し弾きを何度かした結果、こちらの音に惚れ込んで買ってしまいました。
でも最近は全然弾けていません・・・
埃を被るのも嫌なので、ケースに入れてしまい込んじゃっています。
たぶん今弾いても、全然指が動かないとは思いますけどね。。。
BIKE

バイクも好きで、よく乗っていました。
初めてバイクに乗ったのは、こちらも小学校高学年の頃だったと思います(もう時効ですので、これ以上追求しないでください・・・)。
おじいちゃんが乗っていた原付を貸してもらったのがきっかけです。
その時の爽快さは今でも忘れられません。
だって当たり前ですが、それまでは自転車しか乗ったことないんですから・・・
「これでどこまでも行ける」みたいに感動し、まるで”翼”を手に入れたような気になったものです(借り物ですが・・・)。
初めて自分でバイクを買ったのは高校3年生の頃。
それまでは友人に原付を借りて乗っていましたが、やっぱり自分の”翼”が欲しくなっちゃうんですよね・・・
買ったのはカワサキのバルカンというバイク。
400ccの「アメリカン」と言われるタイプのバイクです。
当時私の周りのバイクに乗っていた友人たちの間では、”ヨンフォア”とか”バブ””ケッチ”などの旧車が流行っていましたが、私はこのアメリカンのスタイルが好きだったんですよね。
なので私はそういう「組織」には属していませんでしたよ。。。
でもそのバイクは最初の車検を待たずに手放してしまうことになります。
そもそもバルカンを選んだのは、当時の国産車の中で一番「ハーレーに似ている」と言われていたから・・・
でもそれは、どこまでいっても「似ている」だけなんですよね。。。
だから19歳の時、大型自動二輪の免許を取るのと同時に、Harley-Davidsonに乗り換えることにしました。
お金は無かったので、頭金無しのスーパーローン・・・
欲しいものがあって、頑張ればそれを手に入れることができるのに、指を咥えてモジモジしている・・なんてのはとても出来ない性分なんです。
買ったのはFLSTC ヘリテイジ ソフテイルというモデル。
1340ccのエヴォリューション(ブロックヘッド)エンジンです。
このバイクは、たぶん私の人生で一番思い入れのあるバイクだったと思います。
初めてのHarley-Davidsonでもありましたし、自作したワンオフパーツでカスタムもしていましたからね。。。
訳あって手放すことになりましたが、さすがにその時は涙に暮れました・・・
止む無く手放したものの、やはりバイクに対する想いは消えません。
次に買ったのはFLHRS ロードキング カスタムというモデル。
ここからエンジンはツインカム88(ファットヘッド)に変わり、排気量は1450ccに。
ちょっと目立ちたがりの性格が出たからか、人目を惹くような真っ赤なバイク。
初めてのツアラー系でしたが、こちらも本当に良いバイクでしたよ。
ヘリテイジはスタイル重視でカスタムしていたので、乗り心地はイマイチでした・・・
なのでこのバイクでは所々ちょっとしたカスタムはしたものの、基本は純正の良さを生かして乗っていた感じです。
でもこのバイクも、残念ながら5年ほどで手放すことになってしまいました・・・
訳あって2台のHarley-Davidsonを手放してしまいましたが、それでも私の心の”火”は消えませんでした。
今度こそ一生の相棒となる一台を・・・と意を決して買ったのが、今所有している写真のバイクです。
これはFLHR ロードキングというモデルで、103キュービックインチ(1690cc)ファットヘッドを積んだバイクです。
ウインカーなど一部は変更していますが、こちらもほぼ純正仕様。
一時はこれで通勤したりもしていたんですよ。
でも最近はバイクにも全然乗れていません。
先日ひさびさに洗車でもしようとしたら、バッテリーは上がっているは車検は切れているはで・・・
まあ何年もまともに乗っていませんから、当然といえば当然ですけどね。
とりあえず車検を通して、動かせるようにあちこち手を入れなければいけない感じです。。。
Camera

最後に紹介するのは一眼レフカメラです。
これは一番最近始めようとした趣味の一つ。
買ったのは3〜4年前だったと思います。
なんとなく興味を持ったのをきっかけに、いろいろ調べて一通りの機材を購入しました。
機種はNikonのD750。
FX(フルサイズ)フォーマットのデジタル一眼レフカメラです。
こちらもCanonとNikonで迷いましたが、Canonは「撮ったものを美しく表現する」のに優れ、Nikonは「撮ったものを忠実に表現する」のに優れているのだそうです。
すごく大雑把にいうと、人物を撮るならCanon、風景を撮るならNikonが向いているんだとか・・・
私が撮りたいと思っているのは海や空や星といった「風景」なので、散々検討した結果Nikonを選択しました。
バイクで旅をしながら、いろんな場所の美しい風景やその瞬間を”切り取って”みたい・・・そんな趣味のシナジーが生まれるといいなぁなんて思っていたんですけどね。。。
結局今だにそんな時間も満足に取れず、なかなか活躍の場を見つけられずにいます。
仕事の場面では「時間は自ら作るものだ!!」なんて言っていますが、プライベートなことはそんなもんです・・・
まぁ趣味ですから、そんなに追い込んでやるものでもないですからね。
ついでに言うと、これら以外にも体を動かす趣味として、ゴルフやスノーボードなんかも久々にやりたいなぁ・・・なんて思っています。
もちろん新しい何かに出会えれば、いろいろチャレンジしてみたいですね。
幾つになっても、そういう面白いオッサンでいたいですから。。。
やっぱりそういった趣味は人生を豊かにしていくはずですからね。
そしてメリハリをしっかりつけて、プライベートの時間を充実させることは、良い仕事をする上でも必要なことなんだと思います。
まあとりあえず、今回取り上げた3つの趣味くらいは近々再開させていこうかなぁ・・