今回はランチの日の報告です。
今月は5月20日に開催しました。
先月は新メニューだったこともあり、なんだか慌ただしくバタバタしてしまいました…
なので今回は落ち着いて作れるように、これまで何度もやってきた定番メニューに決定。
ただ定番メニューといっても、実際に作るのは約1年ぶり…
若干不安はありましたが、前回のレシピもあるのできっと大丈夫。。
メニューは「中華丼&たまごスープ」です。
- 白菜
- きくらげ
- 人参
- タケノコ
- エビ
- イカ
- 豚肉
- ヤングコーン
- うずらの卵
などなど、具だくさんで美味しい上に栄養満点!!
作るのも簡単ですし、失敗する要素も少ない”安定”メニュー。
魚介が苦手な人が数名いるので「大人気」ではないかも知れませんが、スタッフ受けもなかなかのモノです。
前回の反省を踏まえて、前日に白菜以外の具材を刻んでおきました。
本当に前回のことがトラウマになっています…
それだけでは心もとないので、イカとかエビの下ごしらえも済ませて前日の準備は終了。
当日は朝から豚肉を漬け込んで下味を付け、白菜をザクザク刻みます。
「どうせ火を入れると縮んじゃうから…」
と、スピード重視で適当にやっつけました。
先月は白髪ネギにやたら時間を掛け過ぎてしまいましたので…
いつものことながら刻んだ具材を炒めるのは私のミッションです。
もちろんその間、他のスタッフはお米を炊いたりスープを作ったり…
やっぱり慣れたメニューだからか、手分けしながら手際よく料理も進んでいきます。
私は、酒、鶏ガラ、塩コショウ、オイスターソースなどで味を調えながら、炒め終わった具材をどんどん鍋に投入していきます。
(今日は順調だ♪♪)
なんて調子よくやっていたところで、ふとよぎる忌まわしい記憶…
(そういえば前に作った麻婆豆腐はとろみがイマイチだったなぁ…)
(今回は大丈夫だろうか…)
量が量ですので、相当量の水溶き片栗粉を入れないといけません。
50人前を一度に作っているわけですからね…
片栗粉は前回のからあげで痛い目を見ましたので、買い足してきてもらっています。
(前はどれくらい入れたんだっけ…)
迷いながら1杯目。
(全然じゃん…)
1杯目の倍くらい作った水溶き片栗粉を再投入。
(ちょっと…変わったかな…!?)
さらに多めに作って、恐る恐る投入…
(んー…多少とろみはついてきたけど、イメージには程遠いな…)
最後にもう1杯投入したところでタイムアップでした…
気になる出来栄えは

こんな感じです。
なかなか美味しそうじゃないですか??
実際美味しかったですよ。
強いて言えば、もう少し”あん”にとろみがあるイメージを個人的にしていたので、そこはちょっと残念だったかも…
食べたみんなの反応で一番多かったのは
「熱い!!!!」
でした…
すみません…
ギリギリまでとろみ付けと格闘していましたので…
でも味は「美味しかった!!」という声が多く、今回も概ね「成功」と言って良い出来だったと思います。
この1年以内に入社した方は初めてのメニューですしね。
みんなに喜んでもらえて良かったです。
作り過ぎてしまったのか、結構残ってしまいました。
捨ててしまうのはもったいないので、翌日もそれぞれの工場分を鍋に取り分けて2回戦目。。。
いつものお弁当にプラスアルファですので、みんなも食べ過ぎてしまったようでした。
会長宅にもおすそ分けして、私自身も二日目もしっかり頂きましたよ。
おかげで体重が少し増えてしまいましたが…
まあたまにはこういう日があってもいいじゃないですか。
ランチの日を始めて、もう4年目になります。
振り返れば大変だったことも多くて、結果的に失敗してしまったこともあります。
でも今も始めた時の気持ちを忘れずに、こうやってやり続けられている事が一番の”財産”なんじゃないか…って最近思っています。
私が入社した時は社員4名の会社でしたが、今は当時の10倍ものスタッフが働いています。
結果的に25年前にあったような「家族的」な部分が薄れてしまうのは必然かも知れません。
でも同じ船に乗ったクルー、あるいは共に戦うチームとして、その志や想いといった根底にあるものはずっと変わらずにここにあります。
『変えていかなければいけないもの』と『変えてしまってはいけないもの』があるとすれば、それはきっと後者なんです。
そしてこの「ランチの日」は、その目に見えないものを分かり易く表現できる「形」の一つであり、「答え」なんじゃないかな…と思っています。