求む!!

 

 先週末から、また当社の求人が再開されています。

昨年8月の求人は、10月入社を見据えた「戦力補強」の意味がありました。

当時の受注状況はまだ軟調でしたが、回復期に向けて先手を打って増員し、未経験者を育てて戦力化しておこうという計画でした。

最終的には製造部門では3名を採用することができ、今では十分戦力となって頑張ってくれています。

 

 そして今回は4月入社を狙った求人です。

もちろん在職中の方は引き継ぎや会社規定などで退職時期もまちまちですから、4月に入社できないとダメって訳ではないですけど…

逆に離職中の方なんかは「すぐにでも仕事をしたい」って場合もありますしね。

 

 ここ数年、当社は毎年この時期に採用活動を展開しています。

新卒はなかなか難しいので採用活動自体を行っていませんが、毎年同じこの時期に新入社員を迎え入れたいと思ってのことです。

やっぱり4月ってそういう季節ですしね。

求職者の方も心機一転で4月入社を意識しているのか、この時期は転職市場が活性化するそうです。

まあ企業側も積極的に採用活動をする時期ですので、求職者の方が多いからといって、採用がし易いかというとその限りではないんですけど…

 

 今回は最低でも2名は採用したいと思っています。

それは今年の9月に、当社で技能実習をしているベトナム人実習生2名が帰国予定だからです。

3年もいれば当然それなりの技能工になっている訳ですから、その工数補完が一番の目的。

従来は入れ替わりで次の技能実習生を迎え入れ、常時6名はベトナム人技能実習生が在籍していました。

でも一昨年に外国人技能実習制度を中止することに決定し、それ以来新たに技能実習生を迎え入れることはしていません。

なのでこの秋に2名帰国したら、残るのは最後の2名。

外国人技能実習制度についてはちょっと色々言いたいことがありますので、やめることになった理由も含めて、また今度書くことにしますね…

 

 話は戻って採用活動の話…

最近当社は定着率が随分上がってきた気がします。

思い当たる理由としては

  • 社内のチームワークが良くなり、風土改善が進んできた
  • 就労環境改善に向けた取り組みの効果がでてきた
  • ”仕事を教える””人を育てる”ことに各部門長が慣れてきた
  • 「採用活動」と「離職率」の因果関係を分析して、採用活動自体を見直した

などが挙げられます。

そのなかでも特に最後の「採用活動の見直し」の効果が一番大きいかも知れません。

 

 募集媒体の変更や適性検査の採用など、この数年でいろいろと変えてはきました。

でも従来と一番違うのは、「計画的に採用活動をするようになった」ことなんだと思います。

先述の様な”毎年この時期に”というのが好例ですが、やはり「人手が足りなくなってから」「忙しくなってから」では採用活動は上手くいかないですね。

そんな状況では、入社後の定着支援や教育訓練の時間も十分とれなくなってしまいますし…

でもそれよりも問題なのは、そんな環境下での求人活動は即戦力を期待して「経験者」を優先させてしまったり、”猫の手も借りたい!”という現場の状況が、採否の判断を狂わせてしまったりすることでした…

言い換えると、昔はちゃんと応募者の方の「人物」を評価できていなかった…という感じでしょうか。

 

 因みに現在定着してくれているスタッフの多くは未経験者で、異業種から転職してきた方が多いです。

だから当社で初めて”鉄”を触ったり、製造の技術を身に付けたスタッフが多いのは事実ですね…

逆にもう一方の事実として、経験者の方は「前の会社ではこうだったのに…」とか「こうあるべきだ!」みたいなものに縛られてなかなか当社にフィットできず、苦労される方も少なくありません。

だからでしょうか、今では少ないものの、短期離職者となるのは経験者の方が多い傾向にあります。

もちろん経験者で即戦力として活躍し、2年目で管理職になったスタッフもいますので、全ての方がそうだという訳ではないですよ。。。

 

 あとは繁忙期や急な欠員が発生した場合なんかだと、やはり「取り敢えずやってみなくちゃ分からないから…」みたいに”雑な”採用をしてしまうことが、過去にありました。

そういう場合も離職に繋がってしまうことが多かった気がします。

結局採用時にちゃんと選考できていなかった、採用活動の失敗ということなんですよね…

採用するという事は、その人やその家族の人生や生活を預かるという意味もあるわけですから、その責任を果たす為にも選考が”雑に”なって良いわけはありません。

つまり短期離職となった方々がどうこうではなく、完全に当社の側の失策だと言うことです。

やはりきちんとその「人物」を見極めたうえで選考を重ね、ブレない基準でしっかりジャッジする為にも、「計画的」というのは大切なことだったんだと思います。

 

 かといって、今の当社の採用のハードルがすごく高くなったわけではありませんよ!

以前このブログで「闘争心」みたいなことを書いた記憶がありますが、それは私の判断基準の一つでしかありません(面接⇒選考は通常3~4名で選考しますし…)。

常識的でコミュニケーション能力があり、なにより共に成長していくことが志向出来る前向きな方。

長期的に一緒に働く仲間として、苦楽を共にしながら汗をかき、楽しんで働く姿がイメージできる方であればOKです!

 

 採用といえば、こんな話を思い出しました。。。

とある東証一部上場企業の採用面接でのこと…

面接官 「あなたが入社した場合、当社にはどんなメリットがありますか?」 

受験者 「貴社は一部上場とのことですが、私が入社した暁には、必ずや”全部”上場させてみせます!」

面接官 「???」

受験者 「??????」

 

 いやぁ、いいじゃないですか(笑

私大好きですよ、こういう人。

会社のかんばんを背負って外に出るのは、若干時間が掛かるかも知れませんがね…

でもその心意気、当社では十分評価に値する気がします。

技術もそうですけど、経験や知識なんか後からついてくるものですからね…

私はむしろその「エネルギー」とか「人間力」に賭けてみたくなっちゃうんですよ。

 

 もし当社の求人が気になった方や迷っている方は、是非お気軽にご応募ください!

書類選考もありますので、全ての方と面接するのは正直難しいですが、出来るだけ多くの応募者の方とお話してみたいと思っています。

チャレンジ精神や向上心に溢れた方からの、たくさんのご応募をお待ちしています!!!

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